【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(45)試練の塔(オルドルタワー)挑戦!

(45)試練の塔オルドルタワー挑戦!
   ー 挑戦編(4) ー



第13層のボス部屋
カマキリ 体長二メートル
風魔法を使う ウィンドマンティス(青)

アメイヤが食べちゃった
【神眼】で、良く見てみると、魔物を魔素に分解吸収していた。
スライムに、そんな能力があったのは知らなかった。

残飯処理のスライムもここまで強力でなくても、魔素に分解後、吸収する能力を持っていると思われる。

超高速分解、超高速吸収…多い日でも安心?
なんて、キャッチコピーはアメイヤには無い筈だ。

この時、【魔素分解】、【魔素吸収】を習得

転移
第14層 【神眼】 50m×50m部屋
この層からは隣が見えなくなった、阻害されてる?

冒険者や魔物の反応が無い、目の前には扉が有るのにその先が確認出来ない。部屋毎の転移か?どこでも扉かな?

小さい魔素溜まりを複数確認

蟻の魔物が現れた5体

『ファイアアント』お尻から可燃性の液を飛ばし、口からファイアボールを飛ばす蟻。フィールドでは、仲間を呼ぶ事もある。
可燃性の液とファイアボールのコンビネーションは厄介。 長所でもあり、弱点でもある。ケツに火が着くとお仕舞い。


アメイヤが1体を飲み込んだ。
そして、篭に戻る。

「1体しか、食べないの?」
「美味しくなかった…とか?」
「蟻も食べたこと無いから解らない」
「俺もだ」

俺が残り4体を退治。
アメイヤの行動が理解できない。

次の部屋に行く、宝箱を守る魔物
蛇の魔獣 『ポイズンショットスネーク』
毒を飛ばしてくる蛇

酸性の毒、目に当たると失明の危険有り
装備に当たると溶ける可能性大、女性は特に注意。

蛇の皮は、アイテムに使える、鞄やベルト
如意棒の爪楊枝サイズを毒圏外から伸ばす、眉間を貫通。 霧散する前にランドセルに入れた。

解除リリース』罠を解除
解錠オープン』鍵を解錠

カチャッ 宝箱を開ける。
「水晶?」
片手で握れるくらいの大きさ、野球のボールくらいの水晶

【神眼】
『ロケートクリスタル』
レア度:★★★★
特長:魔力を込め、見つけたい物をイメージすると、それが見える。探し物に便利な水晶。魔力で有効範囲が決まる。


「じゃ、試しに『ドラコス』」魔力を込める
「見えた?」「見えん」
フルネームでないとダメなのか? それとも、俺がドラコスを知らんから見えんのか?

「ローブ、杖、老人、髭が長い、魔法使い」
検索キーワードか?

「見えた?」「こいつか?」
ウナも覗き込む
「お爺さんだね」
「顔を知らんから、コイツがそうなのかが解らん」
杖を持ち、ローブ姿の髭の長い老人、映像だけでは魔法使いかさえ解らん

「何処に居るの?」
「たぶん…試練の塔オルドルタワーだな、回りの壁や床の色なんかが一緒だ」
一緒だから何階かは不明。

「おっ、魔物と戦うぞ、あれはサソリだな、アイスニードルか?今度は、アイスボール、氷系の魔法攻撃を使うところ『アイススコーピオン』か?」
アメイヤが水晶に飛び付いた ゴクン

「「えーっ!?」」「えー」「えー」「えー」
俺とウナの声がこだまする

「水晶、食べちゃった…」
「そこまで、サソリ好きなのか?」

アメイヤが篭に戻る。

「はぁ~、今日いち、疲れた」
折角の便利そうな水晶がアメイヤのエサになるとはショックだ

俺は諦めて、次の部屋の扉を開ける

バタン 扉が閉まり、魔素が集まる

クシャリ 魔素の集まりきる前に【魔素分解】する
魔物にならずに霧散


次の部屋の扉を開ける

バタン 扉が閉まり、魔素が集まる

クシャリ 魔素の集まりを【魔素分解】する
魔物になる前に霧散

を、繰返しボスの部屋

アイススコーピオンだ!

アメイヤを投げつけた ベチャッ ゴクン

アイススコーピオンをアメイヤが飲み込む

「アイススコーピオンってことは、さっきまで、あのお爺さん居たのかな?」

アメイヤを拾い上げ、篭に戻しながら

「次のフロアで追い付けたら良いな」

魔法陣に入り、次のフロアへ転移。


転移
第15層 【神眼】 50m×50m部屋

14層と同じ、隣が確認出来ない。

まだ、ショックから立ち直れてない

魔物に八つ当たり

素材の回収も無視、魔素の集まりを【魔素分解しまくる、実体の魔物はアメイヤが飛び付く前に、ファイアボール(金)をぶつけ、消し炭。 ハリケーンで、微塵切り。アイスロックやアースロックでペチャンコ

まだ、追い付けないし、ストレスが発散しきれない。

第15層ボス 大きな二尾アイススコーピオン

「爺さんの映像は、こっちだったか?」
アメイヤを投げつけたが、食べない。

「解らん、アメイヤの行動のパターンが理解できん。」
 サソリの背中のアメイヤを拾い上げ、離れ際にサソリの胸部に掌底突き連打でショックを与える。 内蔵破壊
 振動波が体内で共鳴増幅し、内蔵がグチャグチャ
暫くすると霧散した
ランドセルに入れる時間は余裕であったが、放置


転移
第16層 
アメイヤが食した魔獣

サンダービートル…雷を使うカブトムシ

マッドクラブ…ハサミから泥だんごを飛ばしてくる蟹

サンドワーム…砂の中を自由に行動し、砂の中から襲ってくるミミズの化け物
 砂漠でなら、強敵だったかも知れないが、ここでは本来の力が発揮出来なかった様だ。


虫だけでなく、蟹も食した…共通点は無い。
サソリが好きかと思ったら違った、蜘蛛やカブトムシ、蟹まで食べ、サソリや蜘蛛を食べないこともある。

最初、サソリを食べた時は驚いた、
ポイズン、麻痺パラライズ、ファイア、ウィンド、アイス、マッド(泥)、サンド(砂)、雷…!

まさか? 属性か? 共通点ではなく、相違点か?

毒、マヒ、反射、火、氷、風、土(泥、砂、雷)
水晶は? 魔力を込めると探し物が見つかる?アメイヤはアメーバ…水鏡みたいだ
まさか? 魔力を込めてみたが何も見えない、何も起きない。
やはり、それは無いよな…、考えすぎか?


塔内はレベルアップしない…、【神眼】でもレベル1、経験値は貯まっている、属性を食べてもステータスには付いてない。…まだ、付いてない?

俺の中にレベルアップし、強くなり、魔法を使い、物理攻撃は完全無効、攻撃魔法を反射するアメイヤの姿が浮かんだ
ま まさかな…。

くそっ、八つ当たりで、色々瞬殺したぞ
アメイヤの強くなる機会を俺が潰した

水晶を失った時と同じくらいのショック、自分に腹がたった。


「くそっ、失敗した。」
思わず声に出た
「どうしたの?」
「俺は今、自分に腹がたってる」
「どうしたの?」
「ちょっと、冷静にならせてくれ」
俺は、その場に座り込み(座禅)瞑想し始めた。

精神安定スピリッツスタビリー
『集中』『瞑想』


俺は、アメイヤの【魔素分解】、【魔素吸収】を習得出来た、アメイヤは、俺の想像が合っていれば、吸収した魔物の特性を使えるようになるはず、なのに、今はステータスに変化は無い、レベルが低く、MPやレベルや賢さ等の習得条件を満たしていないからだと考えられる。
 想像が正しければ、未習得の特技やスキル、魔法を持つ魔物や魔獣を食べさせると、更に強いアメイヤが育つ?


「ふぅ~、良し!行くか?」
「もう、大丈夫? どうしたの?」

俺は、先を進みながら、仮定の話をする。
素材回収をしながら
ウナが驚く。「そんな話し、聞いたこともないよ」


転移 第17層

オーク×2、オークナイト、オークキング
『縮地』で、間合いを詰め脳を【魔素分解】
素材をランドセルに入れる

ゴーレム(鉄、土、石)
頭を【魔素分解】アイアンゴーレムをランドセルに入れる。
後は、放置…霧散。

ブリザードベア…吹雪(ブレス)を使う熊
アメイヤを投げてみた、食べなかった。
獣はダメなのか? 
ウナがステッキで脳を串刺し
ランドセルに回収

ライトウルフ、ダークウルフ、も食べない。
獣はダメだと決定した。
素材回収、対象だからか?

ボス部屋、ジャイアントバブルクラブ
アメイヤを投げつけて、食べさせた。
『ウォーターポンプ』…水の高圧水流
『バブルボム』…泡爆弾
を食べたことになる。

「アメイヤ、獣でないモンスターで、今までに食べたことの無いスキル等を持つモンスターを食べさせれば強くなるんだね」
「たぶんな」

ギー 最後の扉が開く

「あれが、あるぞ」
近づくと
試練の塔オルドルタワーカードを置いてください』
俺とウナのカードを置く。

『処理、終了。オルドル召喚可能回数5』
「また、一回増えたね」
「召喚回数が増えたが、冒険者に会わない、もう、ドラコスしか居ないのかもな」


第18層に転移 




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