【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(9)精霊『フォレスト・パーク』

(9)精霊『フォレスト・パーク』



巨木を建築資材として貰い受ける。
直径150メートル、高さ100メートルの巨木が、一瞬で、鞄に収納された、それも素材別に。

俺も、この機能?には、最初驚いた。
魔物の解体が、簡単に出来たから。
腐敗もなければ、劣化も温度変化も無い。
 新鮮な肉や魚、野菜は新鮮なまま。
内臓とか、素人では難しい素材の解体も簡単。



精霊の遣い『グランデス・フローレス』に、精霊『フォレスト・パーク』の所へ案内される。

フローレスの飛行速度に合わせ、小走りだ。
ウナは、左肩に座り、ランドセルにベルデとアイレが座る。(座りやすいようだ)

人間に驚く妖精、隠れる妖精を気にする事はない。

さっき、鞄に収納した巨木と変わらないくらいの巨木が見えてきた。
『サーチ』では、あの木の中に強い魔力が幾つか集まっている…中央に回りの妖精より弱い魔力の妖精?の反応。
 弱いと言うより、弱った反応。



グランデス・フローレスの案内で霊木の大樹に行く。

大樹の前で立ち尽くす、入れない。
入り口は、20センチ程の穴、どうしろと?

「だいすけ どうするの?入れないよ」

中から4人の男性の妖精?が出て来た。

「何故か、人間のお前に会いたいと仰られる。今から、お前に魔法をかけ、小さく妖精の大きさにする。」
「そんな事が出来るのか?」
「お前が、抵抗することなく、我々に身を任せれば、可能だ。」

4人が、前後左右に陣取る…。

「小さくなるのには、興味があるが元に戻れるのか? 死ぬようなことは無いのか? 小さくなり過ぎる事は無いのか? 俺のステータスが、弱くなる事は無いのか?」

「ふっ、質問が多いな人間。 心配するな、ステータスは変わらん、小さくなり死ぬことはない、お前が抵抗しなければ小さくなりすぎる事もない、小さくするのにも維持するのにも魔力が要る、我々の魔法が維持できなくなれば、元に戻る。」
正面の妖精の発言。

「その、小さくする魔法、俺に効かなかったら?」
「それは有り得ん、我々上位妖精4人より人間のお前が勝るとは思えん」
右の妖精の発言。
右の妖精に聞く。
「勝るとは?」
「魔法防御力や抵抗力の事だ。」
「じゃ、効かないね。」
「バカにするのか!」
左の妖精が怒る。

「たかが人間の分際で我々四人の(共同)魔法が効かないはずがなかろう」
「今、言ったじゃないですか?魔力や魔法防御力が上なら、効かないと。」
ウナ以外の、妖精たちが笑いだした。
大笑いする者、クスクスと笑う者、呆れる者。

「じゃ、始めて下さい。効かないのを解ると思いますよ」

イライラしてます、怒鳴りながらウナ達に離れるように言う。
俺の回りに魔法陣が現れた、足元、腰、胸、頭上
「「「「精霊魔法、『小さいパルゥス』」」」」

魔法陣が光るが、何も起きない。

「だから、言ったじゃないか?効かないって。」

「何故だ!」「何か、対魔法のアイテムでも持っているのか?」「おかしい!」「あり得ない…。」

自分達の実力不足を認めない。

「お前らの中に『鑑定』系のスキルを持ってる妖精は居ないのか?」
首を横に振る 居ないようだ。

「俺のこの服の魔法防御力は10万だ。だからだよ」

「…「なんだとぉー!」…」同調シンクロした
ざわざわ ガヤガヤ

1人だけ、10万を越える魔法攻撃力持ちが居るが、その他の3人は95,000前後だ。
おまけに俺の、魔法防御力は、『マイナス身体強化』(1/1万に弱化して、1757の魔法防御力だ)足せば101,757ってことだ。
【嫌われ体質】で魔法効果に嫌われているから尚効かない。(意地悪してます)

「何故、そんなを人間のお前が持っている?」
「知らん、頑張れよと言われ、服を丈夫にしてもらっただけだ。」
神の事は話さないことにした。


着替えました、クリーンタイガー(青)の革の服、防御力物理300、魔法防御力200の服に。

魔法不発による魔力消費で回復まで待つはめになる。確か、急いでいたような気がするのだが。

『瞑想』で回復が早かった。

これを見て、俺は『瞑想』を獲得した。



俺の回りに魔法陣が現れた、足元、腰、胸、頭上
「「「「精霊魔法、『小さいパルゥス』」」」」

魔法陣が光る、体が小さくなった。


そいつらに付いて中へ

魔法陣の中の椅子に1人の男が座っていた。

「お待たせして、申し訳ございません。」
攻撃力10万越えの男が頭を下げる。

「待たせ過ぎですよ、何をしてたのですか?」
魔法陣を張っている妖精の1人が言う。

「何してるんだ?」

「人の分際で、森の精霊フォレスト・パーク様の前ですよ。頭が高い。」
フォレスト・パークとかいうヤツの後ろの魔法陣を張る連中の1人が俺を威圧する。

「申し訳ございません。この人間に1度、魔法を無効化されまして、魔力回復に時間がかかりました。」
 驚く、人間が四人の妖精の共同魔法を無効化したと言うのだから。

理由が、俺の服だと聞かされ更に驚く。

「魔法防御力が10万! そんなものが有るのか? 何故、人間がそんな服を持っているのですか?」

「そんなことより、俺に用があったんだろ?」
俺は、パークを見る。

「思った通り、君はボクの気には臆しないんだね。 さっきから、威嚇してるんだけど」
「ん、それで威嚇か? 大したこと無いな。まぁ、そこまで弱ってたらそんなもんか?」

HP/MP/霊力が二桁まで落ちていた。

 §§§§ ステータス(金) §§§§
名前:フォレスト・パーク

 § § § § § § § § § § § § §
H P: 70(/714,270)
M P: 50(/633,950)
霊 力: 90(/272,000)

「『鑑定』系のスキルを持ってるのですね」
「はい、ボクは今、呪われて回復が出来ない状態です、あなたにも殺せる位弱ってます。」

「…「我々がさせません!」…」
魔法陣の四人と俺を小さくした四人がハモった。

「で、俺を呼んだ理由は?」
「君なら、治せるとお告げがあったんだよね、『この世界に人間現れるとき、その者に会えば、呪いは解かれる』とね」

約1年前の、お告げ。なら、俺の転生と関係が有るのか?

「俺に、そんな力は無いと思うが…。」
この言葉に回りの妖精も同意した。

「そうです、こんな人間がフォレスト・パーク様の呪いを解けるとは思えません、我々が1年も解呪し続けても解けないものを…。」

俺の【神眼】でもレベルが低いのか呪いの解呪方は解らない、呪われているこことさえも解らない。
健康状態が病気とはあるが…。

健康状態:病気
『詳しくは、『診察』のスキルが無いため、解らない。』って出てるし。


「呪い?『病気』じゃないのか?」
「『病気』とは、人間がなる物ではないのか?妖精や精霊が病気になったことは確認されて無いよ」
「そうなのか?でも、病気なら治せるぞ」

「…「何っ!?」…」同調シンクロした




『瞑想』魔力回復を早める。
カラーボーナスで、回復率が変わる。
妖精界だから、更に早かった。


 §§§§ ステータス(金) §§§§
名前:フォレスト・パーク
種族:精霊族 (森の精霊)
性別:男 525歳
身分保証クラス:精霊
素質:ー 
健康状態:良好
レベル:72/100 [ 2 ] [ ー ]
 § § § § § § § § § § § § §
H P:714,270(/714,270)
M P:633,950(/633,950)
霊 力:272,000(/272,000)
攻撃力:628,598
防御力:627,716
魔攻撃:629,478
魔防御:629,478

 力 :611,794
丈夫さ:611,353
魔 力:612,234
敏捷性:602,505
器用さ:605,086
賢 さ:605,289
 運 :75

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
精霊補正戦闘時自動強化(感知範囲内妖精1人に付き+100)


 §§§§ ステータス(黒) §§§§
名前:ごしき・だいすけ
種族:人族
職業: ー
性別:男 (17歳)
レベル:24/100 [ 9 ] [ ー ]
健康状態:良好
 § § § § § § § § § § § § §
H P: 40750000(/40,750,000)
M P: 22739688(/22,739,688)
攻撃力:17,575,000
防御力:17,675,000
魔攻撃:17,575,000
魔防御:17,675,000

 力 :26,500,000
丈夫さ:26,500,000
魔 力:26,500,000
敏捷性:86,500,000
器用さ:1,643,438
賢 さ:2,486,250
 運 :100
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品