異世界に転生させられたらケモ耳ハーレムだったんだが

ポポロナ

貧乏村でケモ耳ハーレムとか最高じゃん!

「は?死んだ?………いやそうか当たり前だな、胸に変なの刺さったんだから………………いや待って、死んだなら俺はまだ意識があるんだ?」
俺は首だけ動かして一本角男に聞いてみた
「簡単な話ですよ死んだ魂は記憶を消してもう一度赤ん坊からやり直してもらうんです」
そうか、俺15年分の記憶無くしてもう1回人生やり直すんだ…………
「いや待てよ?それじゃああんた達は?」
「私達は元は人間なのですが歴史に残るほどの偉業を成し遂げたので今は神様です……おっともう時間ですので、新しい人生お楽しみください」
まるでこの質問が来るとわかっていたかのように速攻で答えた一本角男はこれ以上はなにも話すことがないと言わんばかりに俺から離れていった 
「お、おい!時間って!?いったい何がどうなって……」
離れていく一本角男の背を見ながらそんなことを叫ぶと同時に異様なほど強い眠気が襲ってきた
「ふ、ふぁ?な、なんだ、急に、眠く、なって……き………た………………………」
今は何が何だか分からなかった、急に一本角男が俺に赤ん坊からだけど生き返らせてあげるとかいうし自分は偉人だとか言うし眠気は襲ってくるし……俺はこれからどうなるのだろうか、赤ん坊に戻って俺という存在だけがのこり今の俺はいなくなるのだろうか、本当に生き返れるのだろうか、この眠気が、この謎の感情が俺の本当の最後なのだろうか……

〜〜~~~~~~〜~~~〜~~~〜~~~〜~~

あれからどのくらい経った?俺は今どこにいる?なぜ意識がある?…………というかなんでまだ眠いんだ?それにあの時は空腹感もなかったのに今は腹も減ってるし喉もかわいてる今目覚めたなら相当時間が経ってるはず、その分寝てたはずなのに………
「アリア〜ス、起きて〜」
誰だろう、知らぬ人の声が聞こえる………
「アリアス?……なんだ、まだ寝てるのね……ふふっ、可愛いわね〜………」
恐らく声の主である女性(?)の手が頬に触れる………
「でももう起きなきゃ、ダメよっ!」 
「っだぁぁぁぁぁ!!………何この柔らかいの……あ…」
バシッと頬を叩かれ叩き起された俺は目の前の女性の胸に飛び込みあろうことか揉んでしまった、それに目が合ったのだ……どうしようとても気まずい空気を作ってしまった………ほんとにどうしよ
「………アリアス…やめなさい」
うわぁやべ、ガチだ声がガチトーンだいやまぁ言われる前にやめて離れて床に正座してますけれども本当にやばい状況だ………
「おっはよ〜!エイリーン!」
はぅあっ!やべぇなんかもう一人女の人(?)が入ってきた!どうしよこれ俺死ぬかもしんない………ておいちょっとまった、今新しく入ってきた女性……ケモ耳生やしてるぞ?あ、よく見ればエイリーンさん?は横に長い耳だ……
「え?ちょっ、どしたの?なんかピリピリしてるよ?アリアス?エイリーン?どしたの〜?」
「………った………」
まずい、エイリーンさん激怒かなんかしてる、声が小さいけど体が小刻みに震えてる
「え?なに?エイリーン?どしたの?」
「………アリアスが胸を……触っ………た」
…………………ケモ耳の女性の動きが止まった、本気でやばいかも……
「エイリーン………………ねぇ、アリアス?何でこんなことしたの?私にはしてくれないのに……」
ケモ耳の女性はエイリーンを羨ましそうに見たあとこちらに向かって『私にはしてくれないのに』とか言ってる、なんでだろ、てかあれだ俺アリアスって呼ばれてんだね
「アリアスッ!」
「はひっ!」
いきなり名前を呼ばれたので裏返ったがなんとか返事ができた………
「私の胸を揉ん」
「アリシアーー!やめなさい!」
あ、エイリーンさんが顔真っ赤にしてアリシアさん?を殴った
「ごぶふぉっ」
「……アリアス、はやく着替えて、今日はトウモルコスの収穫よ?」
アリシアさんは床にのびてエイリーンさんが顔真っ赤にしてトウモルコス?の収穫とかなんとか言ってるこの状況はいったい………
「え、えと、エイリーン……さん?こ、これは一体………」
「え?……エイリーン………さん?………ねぇアリシア、アリアスが変だわ、私の事をいつも無視するのに今日はエイリーンさんだって……」
「えっ!?アリアスが!?エイリーンをさん付け!?……………ね、ねぇアリアス、私の名前は?」
やばい地雷踏んだかこれ、エイリーンさんとアリシアさんがカタカタと震えてるんだけど………
「え、えと………アリシアさん?」
あれ?アリシアさんはすごい嬉しそうだぞ?
「アリ……アス…………」
……やばい二人とも泣き出したなんなんだこの状況、目覚めたら見知らぬ人の胸揉んじゃってこんどは名前呼んだだけで泣かれるて……
「あ、あの〜、なんで泣いてるんですか?」
二人がこっちを凝視してる……なにかヤバい、そんな空気だ、ピリピリとは違うがこう、ヤバい
「アリアス……あなたはチキュウから来たのね?」
あっれぇれぇ?おっかしいぞ〜?エイリーンさんが地球を知ってらっしゃる…………

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あれから数時間、エイリーンさんとアリシアさんは俺の今の状況について教えてくれた、簡単にいうと
・神の手違いによる異世界転生
・こういう場合後ほど神が説明と謝罪に来る
・今いる世界に名前はないが国、村はあり獣人と人が共存しているらしい
・地球の存在は皆知っているがどこかは知らない、俺の前にも転生者がいたようだ
・アリアスという人物は障害者で自我がなかった
・この世界の通貨は金銀銅貨らしい
・自分は神の手違いのフォローのための人材に魂だけ入っている状態らしい 
…………混乱していたのでこれで合っている確信がないがこんなもんだ、ちなみに俺はあと1日転生が遅ければ奴隷として売られていたそうだ……ギリギリだなほんと………さて、今から村長の家に行くわけですがここで問題があるわけですよ……それは今からアリシアさんが説明してくれるが………テンションが上がってるのか先程から体をすり寄せてきているのでドキドキしっぱなしでちゃんと聞けるかど…あ、よかったエイリーンさんがトイレから帰ってきた、エイリーンさんに聞こ
「あの、エイリーンさ…」
「もうエイリーンさんはやめて、エイリーンかエイ姉ぇにしてくれない?
どうやらエイリーンさんはさん付けが嫌いなようでした
「あ、えと…エイ姉ぇ俺が村長の家に行くのになにか問題があるの?」
「あ、うん、大ありよそんなの、今まで人形のようにしか動かなかったアリアスがこんなに流暢に喋って動くんだもの………村中大騒ぎになって1刻は動けないわよ?」
あ、そうだ時間は1刻が1時間、24刻で24時間という感じらしい、ちなみに分という概念はない
「あ〜、なるほどそういう事ね…………」
「……………ふにゃぁ」
ん?あ…………アリシアさんが俺の膝で寝てる………まぁ正座して膝枕状態だったから寝てもおかしくはないけど………にしても可愛い
「…………今アリシアの事かわいいっておもったわね?」
なぬっ、心を読まれただと……
「そ、その……すいません」
おろ?なんかエイ姉ぇが寄ってきた
「…………今日は夜に村長の家に行きましょ」
「ふぇっ?あ、はいっ!?」
エイ姉ぇがいきなり俺の膝に頭をおいて寝始めた……やばっ、二人とも俺よりおそらく年上なのにこんな可愛いとかヤバいんだけど……
………………まぁ、今日は疲れたし俺も二人に癒されてあと数刻待つか………………

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