貴方に恋してもいいんですか?

玻瑠@caramel

第一章 出会い (1)

※ほとんどが夏津視線です。

夏津said

桜が咲く季節になった。
私は6年になった。

華「はぁ…この学校に居られるのも今年で最後だね〜」

夏津「そうだね!!早く中学生になりたいな!!」

華「えぇぇ〜!!?何でよ〜!中学生になったら拓海君と離れちゃうんだよ!!?」

夏津「拓海?別に私はどーでもいいかな!ww」

華「夏津らしいやw」

私と華は幼馴染で親友。
拓海っていうのは、イケメンでモテるらしい。
私はそういうの良く分かんないw

華「そういえば、夏津〜」

夏津「な〜に〜??」

華「夏津ってさ〜、恋した事あるの〜?」

夏津「??コイ?何それ…?魚?」

華「……ま、まさか…あんた恋も知らないの!?」

夏津「???」
華は何言ってるんだ?
コイ??何それ、美味しいの???

華「まぁ、いいや。夏津にはまだわかんないと思うしねw」

夏津「良くわかんないけど、私は楽しけりゃ〜何でもいーやー!」

私と華はクラス分け表を見に行く。



私と華はクラス分け表が貼ってある掲示板の前まで来た。
さすが、始業式w
全学年集まってるww

?「お!俺、1組〜!!!」

私と華は声のする方を見る。
朝からテンション高ッ!!アイツ誰だし!!

華「朝からうるさッ!…って1つ下の玻瑠って奴じゃん!」

夏津「?玻瑠?」

華「夏津、玻瑠の事も知らないの〜?結構有名だよ〜?」

夏津「ふ〜ん。何でゆーめーなの?」

華「カッコイイからだってよ〜!まぁ、確かに顔はいい方だけどさー!でも、年下だし?拓海君の方がカッコイイし?!って私は思うけどねっ!!」

夏津「ふーん。」


私は玻瑠の事を見た。
その時、ちょうど玻瑠と目があってしまった。
でも、すぐに目は逸らされた。

華「…つ!な、つ!夏津!!どうしたの〜?ボーッとして!」

夏津「え、あ、大丈夫だよ!!」

華「ならいいけど!…あッ!!」

ビクッ
華の大声でビックリしてしまった。

夏津「ど、どうしたの?」

華「たたたたたた拓海君だぁぁぁぁぁぁ!!!ごめん、夏津!!私、行ってくる!!!」

華はそう言うと走って行ってしまった。

夏津「え?ちょっ!華!?……はぁ…」

仕方なく、1人でクラス分け表を見に行くことにした。





あ〜やだ…こういう人混みキライ……
私は平均より身長が低いからこういうのはとてもフリだ。あ、私と華は1組…

ドンッ

ッ!?

誰かとぶつかってしまい、転びそうになった。
すると、左腕を誰かに掴まれたと思ったら急に引っ張られた。

玻瑠「大丈夫?」

……キュン…(あ、カッコ…イイ……?)

夏津「あ、君もしかして玻瑠?」

玻瑠「そ、そうだけど…?」
何で名前知ってるんだ?とでも言いたそうな目で見てくる。

夏津「私は鈴木 夏津!今年6年になったの!君の事は私の親友に聞いたの!ゆーめーだって!(ニカッ」

玻瑠「ッ!(か、可愛い……って俺は何考えてるんだ?!)ゴホン…俺は宮本 玻瑠。」

夏津「そうだ!…さっきは助けてくれてありがと!!」

玻瑠「うん…//」
素っ気ないなぁ〜!まぁ別に良いけども!!

夏津「じゃーね」

玻瑠「じゃ。」





夏津:玻瑠…かぁ…
面白そうな奴だった…
てか、華の言う通り、顔はカッコよかった…かも。



玻瑠:夏津…
笑った顔、可愛かったな……////って俺!相手は年上だぞ!何、考えてんだ!//








そう。私と玻瑠の出会いはこんな感じ。
まさか、この2人の間に恋が芽生えるなんて誰も思ってもみなかった。





続く…

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