私は嫌いでした。

わかまる

繋がり

ピコンッ

『連絡遅くなってごめん!部活今部活終わったんだ!』

う、…そ…連絡来た…!!!って全然嬉しくないし???

ガチャ

蓮『ただいまー!部活疲れたぁ…って、汐姉…なんでニヤニヤしてんの??気持ち悪っ…』

『ちょ、!!勝手に部屋に入ってこないでよ!!ってかニヤニヤしてないし!!』

蓮『わーかったって!すみませんでしたァ~』

一ミリも悪いと思ってない弟はヘラヘラしながらリビングに戻っていった。

にやにやなんか…してないし。してるのかなあ……
高ぶる気持ちと震える手を落ち着かせ返信を打つ。

『全然大丈夫です!逆に忙しいのにごめんなさい!』

ピコンッ

『俺が好きでしてること!日向さんは謝らないで!少し話してみたかったし…』

心臓が早くなり顔が熱くなっていくのが自分でもわかった。そしてなによりも、必要とされてない私と話してみたかったと言ってくれる人がいるんだと嬉しくて嬉しくてどうしようもなかった。

君とメールという繋がりができて少しずつ温かいものが心の中に広がっていく

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