私は嫌いでした。

わかまる

はじまりⅲ

いつも通り家に帰って、いつも通りチャットを開くはずだった…のに。
私は浮かれてるのか、何故かLINEを見つめていた。

何やってんだろう…来るわけないじゃん。あんなの、社交辞令みたいなもんだし。そもそもクラスの人気者が私と話してなんの得になるんだか…笑

変にネガティブになったので、お風呂に入ることにした。

はあ……なんだか疲れたなぁ…

母『あんたまだお風呂入ってんの??早く出てよ!弟が部活から帰ってきて、体を温められなかったら困るんだけど!』

私の休まる一時に何してくれんじゃコノヤロウ…

『…すぐでるから。』

バタンと何も言わずどっかへヒステリックな彼女は消えていった。

お風呂から出て真っ先にスマホを確認した……通知ゼロ……
 
いやいや、だから何を期待してるんだ。期待するだけ自分を傷つけるだけだと私自身が一番知っていた。こうやっていつも自己嫌悪に陥ってどうしようもないな…


ピコンッ…

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