自称平凡系男子の魔法少年論

高音系ハヤト

いきなりの過去回想

僕が魔法少年となったのはつい三日前のことである。
その時は突然やってきた。

僕はいつも通り学校が終わり、家に帰ろうとしていた。
はずだった。
辺りを見ると何かがおかしい。いつもの風景の様なのだがなんとなくおかしい。まるで夢の中の様にフワフワしているというか...。
後で聞いた話だがこの空間は魔空間と呼ばれ、魔法少年の敵となる存在が作り出した空間らしい。

颯「なに?ここ。」

すると、遠くから地響きが聞こえてきた。
すぐにその地響きの正体はわかった。
その正体とは、巨大なトカゲの様な怪物だった。
見つかった。
もちろん逃げた。
しかしすぐに追いつかれた。

颯「何なの、こいつ...」

死を悟った僕だったが、そこである声が聞こえてきた。

「願いを言え。しかし対価としてお前には力を授ける。」

この状況で願いなんて一つだけ。

颯「あいつと戦える力が欲しい!!」
「それでは対価と一緒になってしまうがまぁ良い時間もないしな。スマホの画面を見るが良い」

スマホの画面には見たことのないアプリが入っていた。

「さぁ、それで魔法少年となって戦うのだ!!」
颯「意味不明なんですけど!!まぁ、やるしかないってこと!?」

僕はそのアプリをタッチした。すると、スマホから光が溢れ出して僕の体を包む。


気が付くと僕はいわゆる変身をしていた。
全体的に赤いコスチュームでマフラーを巻いていた。

颯「なにこれ!?変身しちゃった!?」
「赤色の主人公·颯。武器·ヨーヨー、能力...は願いがあれだったから勝手に決めておいた。能力·直感、その名の通り異常なまでの直感が働く。ステータス·魔法の効果で苦手だった運動ができるように、軽く5mは飛び上がれる。機敏な動きで敵を翻弄し特殊なヨーヨーで敵を倒す」

その説明の通り僕は機敏な動きをして(ブーツにローラースケートが付いていてかなり速く動ける)敵の攻撃を避けている。
手に持っていたヨーヨーを敵にぶつけようとすると、巨大化し強烈な一撃を食らわしている、しかもヨーヨーはチェーンソウみたいに高速回転してるし。
敵の頭の上から一気にヨーヨーを振り落とす。
敵は真っ二つに分かれたが血などは出ず浄化されるかのように光となって消えていった。

僕が覚えているのはここまでだった気づいたら自分の家のベッドで寝ていた。でも変身する事のできたアプリは残っていたので夢ではないのだろう。

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