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朝起きたら女の子になってた。

スライム3世

沙雪ちゃんは元に戻りました。



「紗香、ごめんね〜 私、ゲームになると手加減できないんだ〜」
「いいよ…。莉奈になら許してたから」
「そっか、じゃあ行ってくるって… あれ?沙雪ちゃんの周りにいっぱい人がいるよ?」
「え、それは私が阻止して…」

莉奈に言われて私は沙雪がいる方を見れば沢山のコバエ共女子達が群がっていて沙雪が見えなくなっていた。

(そうか…、私が勝負をする為に沙雪から離れていたからその間に…)

「何をしていたんだ!私は!」

そう言いながら私は机をドン!と音がなるほど叩く。

「うお、急にどうしたの紗香?」
「あのコバエ達を始末しないと!」
「紗香、落ち着いて… それにコバエって…」
「間違えた、蛆虫だった」
「もっと酷くなってるよ?」

とにかく、あの群がりにいる沙雪を助けないと!まずは、私がここにいる事を知らせてこちらに沙雪を来させる!

「沙雪!」

私は沙雪と叫ぶが周囲の蛆虫達女子達の声で沙雪には私の声が聞こえていないようだ。私は沙雪の声をキャッチしているのに…。このままじゃ、沙雪が蛆虫達蛆虫共の妹になってしまう…

〜30分前の回想終わり〜


(どうすれば沙雪は、こっちに来てくれる?)
(沙雪をどうにかして戻すしか方法が思いつかない。けど、どうやって…)
(痛い目をさせてまで沙雪に戻って欲しくはない)
(どうしたら…)

その時、

廊下の方から誰かの会話が耳に入ってきた。

「ねぇねぇ、今日さ、お母さんと私がダブルで寝坊しちゃってさ朝ごはん作れなかったんだけど、お兄ちゃん・・・・・が作ってくれてたの」
「えー、いいな〜 私もそんなお兄ちゃん・・・・・欲しかったな〜。うちの所のお兄ちゃん・・・・・はいつも寝てばかりなんだよ?」
「それは、私の所のお兄ちゃん・・・・・もそうだよ」
「それは一緒なんだね」


お兄ちゃん?そうか!その手があった!優しい優しい沙雪なら私を守って助けてくれるよね?

そして、私はある作戦を莉奈に伝えるのだった。


*****


その頃、沙雪はいっぱいいるお姉ちゃん達にちやほやされていた。

「ねぇ、沙雪ちゃん、紗香なんかの妹は辞めてさ私だけの妹にならない?」
「ちょっと、貴女、一人占めはダメじゃない」
「そうだそうだ、沙雪ちゃんは私の妹だ」
「何よ、そんなの許さないよ」

お姉ちゃん達が喧嘩しちゃってる… これは私が何とかしないと。

「お姉ちゃん達、喧嘩は良くないよ?」

「「「喧嘩などしておりません。私達は仲良しです」」」
「そうなんだ、良かった!」
「「「はぅぅ」」」

それにしても私は嬉しいな。お姉ちゃん達がいっぱい出来て。あ、紗香お姉ちゃんに紹介しないとね。

そうして私は周りにいるお姉ちゃん達を見回していくが紗香お姉ちゃんは発見出来なかった。 仕方なく私はお姉ちゃん達に居場所を聞いてみることにした。

「ねぇ、お姉ちゃん達、紗香お姉ちゃんはどこにいるの?」
「紗香?そんな事よりさ、私達の妹にならない?」
「もう、私のお姉ちゃんだよ?」
「違う違う、私達の本当の妹にだよ」
「それは、ダメ。私の本当のお姉ちゃんはこの世で2人しかいないの」
「そう残念だわ。なら罰ゲーム」
「え…、何?やめ、あはは、擽ったい、ふふふ」
「沙雪ちゃんが私達の本当の妹になるまで擽ってあげる」

嫌だ、そんな地獄は耐えられない。
 
だが、問題は増えていった。

「沙雪ちゃ〜ん、紗香がどうなってもいいんだね」

遠くから莉奈さんの声が… 紗香お姉ちゃんもそこにいるんだね。それにしても何を…

「沙雪〜 助けて〜 お願い!」

紗香お姉ちゃん!今、助けるからね。私はそう決意して擽りの魔の手から逃げて紗香お姉ちゃんの声がする方に行こうとするがお姉ちゃん達が通せんぼをしてくる。

「通して、私を紗香お姉ちゃんに会わせて!」
「それは聞けない相談だよ?まぁ、私の妹になるなら別だけど」
「また抜け駆けする気?今度は許さないよ」
「ちょっと、私がいる事も忘れないでね?」

私はお姉ちゃん達が喧嘩を始めたところを見て、その隙と小さい体を駆使して下を潜り抜ける。

「「「あ!」」」

今頃、気づいても遅い。だが、私は潜り抜けた先にいた紗香お姉ちゃんの状況を見て心が揺さぶられた。

それは、

莉奈さんが紗香お姉ちゃんを机の上に押し倒していたから。

そこで極め付けに聞こえてきた紗香お姉ちゃんの言葉

お兄ちゃん・・・・・、助けて…(迫真の演技)」

だが演技だと気づかず、その言葉を聞いた私は何かが駆け巡る思いを受けた。それは過去の記憶。私には存在しない筈の記憶がどんどん駆け巡ってくる。私が私じゃなくなっていく。

(あぁ、そうだったんだね…。私は○が○○○だった時の私だったんだね…)

そして私の意識は沈んでいき、の意識が入れ替わる様に浮上していくのだった。

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