朝起きたら女の子になってた。
中学校に着いたところ。
紗香から逃げる様にダッシュして学校に向かったが、直ぐに体力の限界が来て呆気なく捕まってしまった。
「はぁはぁ、疲れた…」
「まだ、100メートルぐらいしか走ってないのにね〜」
うぅ、こんなに体力がないとは… 男の時は、もっと走れたんだがな。
「おんぶして運んであげよっか?」
「じゃあ、頼む」
「え…?」
「何で驚くんだよ。失礼だな」
「てっきり、拒否するかと思ってたんだけど…」
「楽が出来るなら楽をするに決まってるだろ!だから、お願い」
「う、うん」
紗香がしゃがんだので俺はそこに乗っかる。乗っかったところで紗香が立ち上がり歩き始めると思いきや走り始めた。
「紗香〜 もっとゆっくりにしろ」
「ごめんね、今は特急しかないんだよ」
(特急?あ… ここでショッピングモールのフラグか…)
そして、ぐわんぐわんと揺られながら進む事、10分程。
「沙雪、着いたね」
「あぁ、着いた…気持ち悪い…」
胃の中がシェイクされて吐きそう… その代わりに予定より結構、早く着いた。
紗香から降りて昇降口に入ると生徒が下駄箱で靴を脱いで上履きに履き替えている。懐かしい光景だ。
あ…
そこで俺は気づく。俺の下駄箱のスペースは設置されていないんじゃないのかと…
「紗香、俺の下駄箱って「おめーの下駄箱ねぇから!」……」
ああ、あれね、たしか「ラ○フ」というドラマの名シーンのやつね。2階から席と椅子、教科書類を落とすやつ。それで落とされてる物全てに落書きされてるんだよな。あれやられたら家に閉じこもってネットの世界に旅立つわ。
「冗談だよ」
「冗談じゃなかったら怖いわ」
「ほら、沙雪の下駄箱は私と同じスペースだよ」
本当だ。上の方にシールが貼ってあって… って、なんだよこれ。
本当なら「上代 紗香」の隣に「上代 沙雪」って来ると思ってたが違ってたわ。俺と紗香の真ん中のスペースに「上代家」ってシールが貼ってあるんだが… ふざけてんだろ。
まぁ、いいか…
俺はカバンの中から新品の上履きを取り出して靴と履き替えてから下駄箱に靴を入れる。
うお、この上履きのフィット感、懐かしいな。
俺が懐かしがっていると、紗香はすいすいと中に進んでいた。
「待って、紗香。教室分からないんだ、置いてかないでくれ」
「あ、そうだったね」
紗香が止まってくれたので早歩きで紗香の元に向かう。
その時、
「あ、紗香〜〜久しぶり〜。会いたかったよ〜」
「久しぶりだね、莉奈」
さ、紗香のお友達きたぁぁぁ。ど、どうしよう、ここはお兄ちゃんとしてカッコ良く決めるべきか?そ、そうだな、そうしよう。
そう決めて俺は紗香のお友達らしき人に声をかける。
「あ、あのー」
「ん?えっと、誰?」
「あ、この子は私の…」
「My name is Sayuki Kamishiro.(私の名前は沙雪 上代です。)」
英語は名前が先でみよじが後だからね!
「「え…?」」
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