朝起きたら女の子になってた。

スライム3世

ランクを付けてるところ。


俺と紗香は更衣室に入り紗香は着替えるのだが、俺は着替えるのと同時に別の事を並行して行う。それは---

桃源郷にいる女子達の着替えを観察する事だ。覗きの間違いだって?違うな、俺は堂々と女子達の着替えを見ているから覗きじゃないんだ。だから犯罪ではなく合法なのだ。それにこの行動をすることによって俺はメイド服を着る屈辱感などを緩和することが出来ている。どうだ、一石二鳥ではないか、ふははははは。

それにしても今日は休日だからなのか家族連れがチラホラいたり学生も友達同士でふざけ合ってきゃーきゃーと言いながらコスプレ衣装に着替えている。俺の心もきゃーきゃーしちゃいますな。

そんな中、俺はある事を決める。そのある事とは、女性諸君が身に着けている下着の色にランクを付けることだ。レアリティはコモン 、UCアンコモン 、レア 、SRスーパーレア 、SSRスペシャルスーパーレア 、URアルティメットレアそして最後にSECシークレットの7段階。SECはある一色で、URは動物とか果物がプリントされているもの、SSRはピンク、SRは黒、Rは赤、UCは紫、Cはそれ以外の色とする。

それでは観察開始!

まずは、お子様連れの親子が近くにいたのでそちらを観察する。

おぉ?いきなりのURだぁぁ!

幼稚園ぐらいの子かな?俺と同じぐらいまである髪をサイドテールにしている可愛らしい子だ。その子はイチゴがプリントされているパンツを履いていた。俺の視線に気づいたのかその子は少し訝しんだが最終的には笑って視線を逸らした。俺はその笑顔を見た瞬間、心がドキッとした感触を受けた。

(ぐはっ、俺はロ○コンではないはずだ……)

気を取り直してその子の母親の方を見てみようと思ったがいつの間にか着替え終わっていた。これではランクが付けられない……

(全国のお母さんは早着替えを会得していたのか……)

結構、若い母親の方だったのでちょっと残念。あ、言っておくが俺は人妻好きではないからな?

さ、さて、次、いってみよう!

次のターゲットは~ お?あの2人組にしよう。

俺が次に観察対象したのは胸がふくらみかけの人やもう十分育っていると思われるJK女子高生?の2人組だ。

そこで俺はその人達を見て気づいた

(あの2人組、顔が似ているし双子だな)

そう思って見ていると仲が良いのか、その双子は同じコスプレ衣装を選んで持ってきていた。微笑ましい。
まぁ、その仲睦まじい光景に影を差すのがこの俺なんだけどね。では早速、観察開始だ。

(ふむふむ、2人の下着はSRの黒だな……ここまで同じとはすごいな…)

なんか悪い事してる感じになってきたから別の人を観察しよう。

そう思い俺は気を持ち直してターゲットを探そうとしたが……

「ねぇ沙雪、どこ見てるの?」
「ん?どこって、はっ!」

俺は、話しかけられたので紗香の方をチラ見して直ぐに紗香の方に視線を戻してしまった。だ、だって、そ、その下着の色は……

「どうしたの?」
「し、しぃ」
「しぃ?」

一番上のランクの……

「純白のシーークレットじゃねぇかぁぁぁぁ」

俺は歓喜の大声を出してしまった。それにしても紗香が純白のブラとパンティーを身に着けているなんて天使ではないか!遂に俺の妹は天使になってしまったのか……俺は今泣きそうだ……グスッ……

「ね、ねぇ、沙雪が大声出しちゃったから視線が集まってきちゃってるよ……」
「何だと…?紗香の純白は俺が守って見せる!どこからでもかかってこい!」
「意味が分からないよ……」

その後、事態を収拾させるのに10分程、かけてしまうのであった。



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