黒衣の虹姫
Ep1
「おぎゃー、おぎゃー」
  誰だろう、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。…って多分私だ。女神様の言う通りに女神様の世界に来た…もとい転生したのだろう。
「おぉよしよし。元気に生まれたことじゃな」
「あぁ、その子が私の子供ですね‼」
  すぐ近くには二人、先の声は年老いた感じからもう片方の人物が私の母親だろうか。
「メリッサ様、出産の手伝いありがとうございました」
「いいんだよこのくらい、もう何度もやってるからねぇ。そんな事より旦那を連れて来るから待ってな」
(つまり今から来る男性が私の父親と言うことか。…それにしても何も見えないね。そもそも目が開かないし、開いたとしても焦点が合わない)
「ミリーナ!俺らの子供は?無事に生まれたそうだが」ドアバーン
「あら、あなた。この子が私達の子供です。ほら、可愛い女の子」
「おぉ本当だ。よしっ、まずはこの子の名前を決めようと思うが、何か良い名前はあるか?」
「そうね。『ティアレス』なんてどうでしょう?」
「ティアレスか。うむ、ではお前は今日からティアレス・アークラインだ」
「おぎゃー、んぎゃー」
「よしよし、元気な子だ」
  とりあえず私の名前が決まったようだけど生まれたばかりのためか強烈な睡魔が襲って来た。
「すうー、すうー」
  睡魔に抵抗してみるもののあっさり負けて眠りに落ちる。
「あらあら、寝ちゃったわね。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  生まれてからしばらく経ったが食事や睡眠位しかする事がないので一人で動けるようになるまで情報を集める事に徹した。そのため分かったことがいくつかある。まずこの世界の名前は『アルカディア』と言うらしい。そして、国がいくつかあり、その内の一つであるアールス王国のルビナ村が私の生まれた村らしい。
私が一番驚いたのはこの世界には魔法があることだった。
  さて、それじゃあ今日の昼寝を始めますか。
「やぁ、久しぶりだね」
「いきなり過ぎませんか?しかも何の用ですか?」
  昼寝をしていたはずなのに何故か女神様の空間にいた。
「ごめんごめん、君に教えておきたいことがあったから。あと、僕のことは『クロス』って呼んでね」
(さらっと愛称で呼んでくれと来ますか。ずいぶん軽い神様ですこと)
「…それで?何を教えてなかったの?クロス」
「僕の世界には『ステータス』っていう便利な物があってね、頭の中で念じれば見れるから」
「ふーん分かった。」
  それを教えるためだけに会いに来たのか。
「…やっぱり暇神なn「失礼な!好きで暇じゃ無いんだよ!」…やっぱり暇神じゃん」 
「と、とにかく。言いたいことはそれだけだから。じゃあまたね」
「いや、『また』があるのか」
  誰だろう、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。…って多分私だ。女神様の言う通りに女神様の世界に来た…もとい転生したのだろう。
「おぉよしよし。元気に生まれたことじゃな」
「あぁ、その子が私の子供ですね‼」
  すぐ近くには二人、先の声は年老いた感じからもう片方の人物が私の母親だろうか。
「メリッサ様、出産の手伝いありがとうございました」
「いいんだよこのくらい、もう何度もやってるからねぇ。そんな事より旦那を連れて来るから待ってな」
(つまり今から来る男性が私の父親と言うことか。…それにしても何も見えないね。そもそも目が開かないし、開いたとしても焦点が合わない)
「ミリーナ!俺らの子供は?無事に生まれたそうだが」ドアバーン
「あら、あなた。この子が私達の子供です。ほら、可愛い女の子」
「おぉ本当だ。よしっ、まずはこの子の名前を決めようと思うが、何か良い名前はあるか?」
「そうね。『ティアレス』なんてどうでしょう?」
「ティアレスか。うむ、ではお前は今日からティアレス・アークラインだ」
「おぎゃー、んぎゃー」
「よしよし、元気な子だ」
  とりあえず私の名前が決まったようだけど生まれたばかりのためか強烈な睡魔が襲って来た。
「すうー、すうー」
  睡魔に抵抗してみるもののあっさり負けて眠りに落ちる。
「あらあら、寝ちゃったわね。」
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  生まれてからしばらく経ったが食事や睡眠位しかする事がないので一人で動けるようになるまで情報を集める事に徹した。そのため分かったことがいくつかある。まずこの世界の名前は『アルカディア』と言うらしい。そして、国がいくつかあり、その内の一つであるアールス王国のルビナ村が私の生まれた村らしい。
私が一番驚いたのはこの世界には魔法があることだった。
  さて、それじゃあ今日の昼寝を始めますか。
「やぁ、久しぶりだね」
「いきなり過ぎませんか?しかも何の用ですか?」
  昼寝をしていたはずなのに何故か女神様の空間にいた。
「ごめんごめん、君に教えておきたいことがあったから。あと、僕のことは『クロス』って呼んでね」
(さらっと愛称で呼んでくれと来ますか。ずいぶん軽い神様ですこと)
「…それで?何を教えてなかったの?クロス」
「僕の世界には『ステータス』っていう便利な物があってね、頭の中で念じれば見れるから」
「ふーん分かった。」
  それを教えるためだけに会いに来たのか。
「…やっぱり暇神なn「失礼な!好きで暇じゃ無いんだよ!」…やっぱり暇神じゃん」 
「と、とにかく。言いたいことはそれだけだから。じゃあまたね」
「いや、『また』があるのか」
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