召喚してきた魔術王とか吸収してドッペルゲンガーやってます

走るちくわと核の冬

17.ドッペルゲンガー解析記録001

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《ステータスの詳細、及び秘匿情報(※)を表示します》


名前:名称未設定 『レトルコン・ユスターシュ・サルナズーラ』▶︎『アシエ』『モリオン・クルムラウフ』

《※現在個体としての名前は未登録ですが、存在吸収で得たものから自由に選択可能です》


種族:ドッペルゲンガー(魔人種)

《※"理"により種族名を『ドッペルゲンガー』と新規登録、分類は魔人種としました。魔人種は魔族種のうち、特にヒト種に近い形態の存在を指します》


性別:なし ▶︎『男性』『女性』

《※種族『ドッペルゲンガー』には性別が存在しません。吸収したものから自由に選択可能です》


パラメータ:筋力C 耐久C 敏捷A+ 知力A- 魔力SSS 幸運D

《※SSSはステータス表示上限であり、より正確に表記するなら"測定不能"に該当します。よって同じ表示SSSの場合でも、実際にはその能力に大きな幅が発生します》
《※この個体のパラメータは存在吸収で得たものから、各項目毎に最も高い値を自動選択し適用しています。必要であれば任意で低い値に再設定することも可能です》


スキル:魔導の祝福 魔力ブースト 高慢 気配察知 韋駄天 詐術 解錠

《※魔導の祝福はギフトスキルです》
《※高慢はユニークスキルです》
《※その他のスキルは通常個体の経験に応じ習得されますが、ヒト種……特に人族は幅広いスキルを習得し易い特徴があります》


種族スキル:存在吸収 形態模倣 魔力支配

《※種族スキルはギフトスキルのうち、特定の種族であることが取得条件であるものを指します。ただし種族スキルの中には更に追加の取得条件が存在する場合もあります》
《※人族は固有の種族スキルが存在しません》
《※魔力支配は現在のところ種族スキルとして分類されていますが、これは『ドッペルゲンガー』という種族が1個体しか存在していないためであり、今後通常のスキル、あるいはユニークスキルとして再分類される可能性があります》



《習得魔術の詳細を表示します》

・サルナズーラ式特殊召喚術 《※大規模儀式魔術、サルナズーラ王家によって独自開発されたもの。術式の一部に禁呪「次元穿孔魔術」との酷似を確認。習熟度:中》
・触媒精製 《※儀式魔術に必要な触媒の加工を目的とする錬金術。習熟度:極》
・ステータス 《※自身の魂と"理"を繋ぐ接続根から一部情報を閲覧可能。効果範囲は自身のみ。術式の末尾に『Ver.1.1.0』という意味を成さないノイズが混入しています》
・火炎暴嵐 《※火+風複合属性の上級攻撃魔術。ただし極めて特異なアレンジが施されています。習熟度:大》
・極彩極光 《※光属性の上級攻撃魔術。ただし極めて特異なアレンジが施されています。習熟度:大》
・操水 《※水属性の生活魔術。習熟度:小》
・色素変換 《※肉体強化系魔術をベースに開発されたもの。効果範囲は自身のみ。術式が非常に複雑であるため、習得コストが上級攻撃魔術と同程度となっています。習熟度:中》
    ……他


・聖域結界 《※大規模儀式魔術…………情報の取得に失敗しました。魔力支配の効果により"理"から切り離されている可能性があります》




《特記事項》
《このドッペルゲンガーの個体は急激な促成孵化の影響により、未だ一般的な魔人種に比べ自我の形成が不十分です》
《そのため魂の一部に"理"による最適化が及んでいない箇所が存在します》
《同時に"他者の魂を吸収する"という特性があるため、予期しない成長、あるいは進化を遂げる可能性があります》
《よって、対応のため専用回線となる接続根を新規構築する必要があると提案します》


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