ふわっとした異世界の作り方

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

第32話:モンスターと経済を設定しよう



モンスターを討伐した際、討伐することで報奨金、モンスターの皮や肉といった素材、モンスターが溜め込んでいた財宝など様々な形で報酬を得られます。


これに経済学を加えると物語を膨らますことができますが経済学の概念は時には劇薬となりますのでよく考えて作品に導入してください。


財宝を溜め込んでいたモンスターを討伐し、財宝を持ち込むと市場が荒れる場合があります。
財宝の金貨などを持ち込んだことで作品時代の通貨価値の暴落、財宝を放出した際の物価高騰、アイテムボックスといった無限の収納能力がなければ運搬方法、保管場所、財宝を狙う襲撃者、時には所有者を名乗る人物が返還を求める、レアアイテムの価値低落など様々な市場混乱が予想されます。


また、とある作品では財宝を溜め込むドラゴンを討伐したことで財宝の所有権を巡って各国がドラゴンの財宝を得るために世界大戦が勃発する話がありました。


希少部位や価値のある素材の元であるモンスターを乱獲したことで生態系が狂ってしまう場合もあります。
現実でよく聞いたのが肉食系動物を絶滅させたことで草食動物が大繁殖し農作物が深刻な被害を受けるといった話がありました。


モンスターが実は防波堤の一種で、絶滅させたことでより危険なモンスターが人里を襲いに来るかもしれません。
実は益獣で、討伐したことで地元農民から反感、希少性を保たせるために禁猟期間などが設定できるかもしれません。


あなたの作品世界のモンスター、討伐することで都合、不都合何が起きるか考えてみませんか?

          

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