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ふわっとした異世界の作り方

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

第16話:帝国を設定してみよう



昨今のファンタジー小説などでは帝国=悪とされる傾向がよく見られます。
なぜ帝国=悪かというイメージがあるか、私が思うに一支配者の元に複数の国や民族が束ねられていることにどこか征服者というイメージが生まれること、映画スターウォーズで帝国が悪の存在として描写されたこと、帝国主義と呼ばれる植民地を支配し、植民地から資源を搾取収奪し、自国のみ繁栄させる行為が悪という印象を与えたからではないでしょうか?


帝国という概念にはいくつかの種類があります。


領土的帝国:直接征服、統治して皇帝の意思を強制する支配構造。税収入や領土的安堵はあるが征服地には長期的な軍の駐屯が必要となり領土拡大には限界があります。


覇権的帝国:領土的帝国の領土拡大に限界が来た時に生まれやすい構造です。軍事力などで物理的影響力を見せつけて間接的に領土を支配します。支配地には皇帝の意向に沿う限りはその地の王や代官が政治を行い、ある程度自治、自由裁量が認められます。


経済帝国:帝国が実際に支配しているわけではないが、周辺国家は属国に近い態度を取っています。
帝国からの食料提供がなければ生きていけない国なら帝国に逆らえば食料が輸入できなくなるのである程度の帝国側の要望を聞かないといけないという精神的支配を受けることになります。


帝国は軍事征服で成長する場合、指導者のカリスマ依存が高い。軍事力による領土拡大など急成長が止まると内政への切り替えが必要となり、肥大化した軍部の取り扱いに困るようになります。
後継者が未定、または能力不足だと内部分裂を起こす可能性が高いです。
国境防衛に資源が割かれ、支援が停滞すると国境付近の国が独立化する恐れがあります。
安定期に入ると官僚と軍部の対立や政治腐敗が目立つようになります。


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