ふわっとした異世界の作り方

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

第14話:唯一神宗教を設定してみよう



唯一神宗教とは一つの神と一つの価値観が信仰されます。
神は唯一神のみでそれ以外は神ではなく天使や聖霊といった唯一神がもたらした奇跡の一つと考えられたりします。


唯一神は全知全能でその姿は見えず偶像崇拝を禁じていたりします。
昨今の異世界ファンタジー物の場合、中世暗黒時代のキリスト教のように迫害や弾圧者として主人公の敵として扱われることが多いですが、逆の立場の主人公というのはどうでしょうか?


中世時代のキリスト教はほかの宗教を認めませんでしたが、同じ唯一神宗教であるイスラム教は改宗、貢納(一定の保護料払ってイスラム教以外を信仰する権利の購入)、剣(改宗、貢納どちらも拒否して戦う)の3つの選択肢がありました。
選択肢を設けた理由が被征服者が改宗を拒んでも子孫が改宗するかもしれないし、選択肢を提示することで余計な争いを回避するためだったそうです。


唯一神宗教は帝国や王国など中央集権的な国家組織と親睦性が強く、世俗権力と結びやすい傾向がありました。


唯一神の神話は唯一神そのものが登場することはなく、預言者や指導者が神の声を聞いて行動する神話が多いです。
唯一神は指導者の苦難の旅路の中で奇跡というほんの少しの手助けをするぐらいです。

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