チュー毒部!
1話・部室探し!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー放課後
 
中毒部、中毒部、、、と心の中で繰り返しながら中毒部の部室を探す。
先ほど部室が集まってるであろう区域を探したが、それらしき札は無かった。人にも聞こうとしたが、コミュ障の自分にとっては喋りかけにくい。
よって自分で探すしかない。。。
ほんと、コミュ障は辛いよ。
そんな事を思いながら探してると女子生徒が向こうからすごいスピードで走ってきた。
なんだこのラブコメみたいな展開。
避けようと思い右に避けたが相手も右に避けてしまい、ぶつかってしまった。
「いたっ!!」
「いてっ!!」
痛くはないが反射的に声が出てしまった。
「大丈夫!?君!」
話かけてくれた人を目を向けると、そこには茶髪セミロングでおっぱいがでかくて「美人」という二文字に相応しい容姿をしておっぱいがでかい女子生徒がこちらに手のひらを差し出して心配そうに顔を覗かせていた。
かみさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
僕に!僕に恵みを!かみさまぁぁぁぁぁぁ!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
と心の中で発狂した。
美人の女子生徒とぶつかってしまい自分の事を気にしてくれて喋りかけてくれた。コミュ障男子であれば普通の反応のはずだ。
「大丈夫です。そっちも大丈夫ですか?」
「うん!私は大丈夫だよ!そもそも私が走ってたしね!」
「確かに、そうですね。あの、良かったら道を聞きたいんですが、大丈夫ですか?」
「あ、良いんだけど、ちょっと用事があって」
まぁ、それもそのはずか、なんか急いでたし。
「ここで少し待ってくれてたら後で教えれるけど大丈夫?」
「はい。大丈夫です。」
「おっけー!じゃあ待っててね!」
「はい。」
そしてその女子生徒は去っていった。と同時に神様への感謝を再度した。
神様!本当にありがとうございます!
僕に会話できる機会を与えてくれて!更に巨乳美人!
でも、あの人知ってるのかな?中毒部の場所……
あ……中毒部の場所なんか聞いて大丈夫かな???
おかしい奴とか思われるかな???
やばい、非常にやばいぞ。
いや、待てよ。
そもそも興味本位で訪問しようとした部活。
別にここまで必死にならなくてもいいじゃないか。
でも、気になってしまうのが俺だ……
多分この機を逃したら人に聞く事は出来ないだろう。
自分で探すのは疲れてきたしあまりやりたくはない。
やっぱり聞こう。
でも、最悪の場合があの人が中毒部の部室の場所も知らず、更にドン引き。これだけは避けたい。
んで、最高の展開があの人が中毒部の場所を知っている、更にその後仲良くなる。
恐らく相手が男であればここまで悩んでいなかっただろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして色々考えた結果ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神頼みだ。今神様は俺に来ている。さっきの女子生徒が知っているにちがいない。引くはずもない。
異性の事を考え過ぎた男の末路だ。現実逃避に近い。
そして女子生徒の声が聞こえる。
「ごめんねー!待たせてー!」
あぁ、神様。お願いします。
「大丈夫ですよ!」
コメント
蕺菜
感謝します(*^▽^*)
しろな
おっけーです!(*⌒▽⌒*)
蕺菜
いえいえ!
他にもおかしな所があればどんな細かいところでもいいので積極的に指摘して頂きたいです!
しろな
いえいえ、細かいこと言ってすみません( ̄▽ ̄;)
蕺菜
自分から右にですね。まぎらわしくてごめんなさい。