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魔王の息子と勇者になろう【凍結中】

カズト@手直し作業

第九話 悪魔の誘い


 
サタナスが王女を王宮に送り届けてから数日後。
花月の10日目を迎えた。
学園の入学式の日だ。
門の前にて。
思わぬ人物の姿を見て、おれは思考停止した。

「お久しぶりです。イリスラート様、サタナス様」
「久方ぶりだな」
「……」

暫くフリーズして、選んだ言葉はこれだった。

「ここは帝王学を学ぶところでも社交ダンスを教わる場所でもないぞ」
「?存じ上げております」
 

王女も入学していた。
 

勇者育成学校に興味はあったんだ。
どんな所かと。
そう考えなければこの義憤はどうしようもない。

「今日こそ出陣の日。いざ!」

学園のシンプルかつ威厳のある門は、これから地獄が待っている、とでもいうかのようにゆっくりと道を開けた……
 

「面白い子たちが入ってきましたね…」
 
白金の瞳が爛々と光っていた。


斯くして。
金色に光る鍵が先に付いたペンダントを持つ、銀髪、赤の瞳の王族の女子生徒。
鍵穴のあるロケットが先に付いたペンダントを持つ、銀髪、緑の瞳の平民の男子生徒。
実は角が生えていて足も羊の悪魔である、黒髪、金の瞳の男子生徒。
そんな生徒たちが入学してきた学園。
 

これから、魔王の息子と勇者になるための学園生活が始まる。
 

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