学校一の美少女がある日俺の妹になりました

Fuu

新生活の始まり

 再婚をする事になったその週の土曜日、俺の家に雫とその母親が来た。
 今日の予定は二人がこの家で一緒に暮らすことになるから雫の部屋の確保とその部屋の掃除、荷物の移動、整理なんかのための日である。なるべく早く終わるといいんだけど。
 一応言っておくが、既に婚姻届を出して既に夫婦となっているので雫は俺の義理の妹になったわけだ。駆が聞いたらなんて言うか......。血の涙とか流しそうで怖い......うん、割とマジで。
 
「それじゃあ、雫ちゃんの手伝いを玲二が手伝ってやれ」

「分かった。そういう事だから頑張ろうか」

「はい。お願いしますね先輩」

そこで一旦話は終わり、作業に入るという事で俺と雫は居間から出て2階の雫の部屋になる予定の部屋の前まで移動した。

「でもよかったんですか、先輩?」

「ん?なんのこと?」

「私の荷物を置かせてもらってるじゃないですか。先輩の部屋に」

「あぁ、その事ね。別にいいよ大した事ないよ」

「だけど......」

「あー、ならさっさと終わらせようか」

「はい、先輩」

まぁ、そう言ったのは言いものの......、これはな......。

「今日中に終わればいいほうだよな」

「そ、そうですね」

雫の部屋になる予定の部屋は俺の隣にある部屋で元々物置になってた部屋で再婚が決まってから少しずつ片付けてはいたが、なかなか片付かないものだ。

「まぁ、やりますか」

「そうですね」




それから1時間後〜




「やっと片付け終わったな」

「そうですね、にしても幼稚園の頃の先輩の写真可愛かったですね」

「もうその話はいいだろ?」

 片付けてる途中で俺がたまたまアルバムを見つけたんだが、そのアルバムが雫に見つかり10分ほど作業が止まっていたのだ。

「それで、どれから運ぶ?」

「そうですね......。折りたたみ式のベットの移動からでいいですか?」

「了解」

そうして、作業を進め初めてから7時間が過ぎ日が落ちた頃ようやく部屋らしい配置になってきた。

「先輩、手伝ってくれてありがとうございました。後は自分なりの模様替えなんかをしたいぐらいなので」

「そうか、なら1度居間の方に行くけど、雫はどうする?」

「あ、それなら私も一緒にいきます」

 と話し合っていると下から雫の母親が俺と雫を呼ぶ声が聞こえてきた。

「どっちにしろ呼ばれたな。じゃあ行こうか」

 「はい、先輩」

その日はそれ以降何事もなく、時間が過ぎていき、無事俺たちは新しい生活がスタートするのだった
 

コメント

  • ノベルバユーザー328825

    楽しみです!!

    1
  • パピコン勇者

    投稿待ってます!

    0
  • ノベルバユーザー225569

    更新お願いします。

    0
  • Hiyuu

    更新待ってます

    0
  • ノベルバユーザー157136

    更新待ってます

    0
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