俺と魔王の優雅な日常

ノベルバユーザー108708

俺と魔王と忠誠と

魔王がいいやつ?ないない。
俺は馬鹿だったのだ。冷静に考えてみろ。魔王だぞ?
いくら外見がロリだからって内面は関係ない。
「それで?わしとの契約を交わすのか?交わさないのか?」
意地悪な笑みを浮かべロリ魔王が俺に問いかけてくる。
ふざけるなよ!俺だって勇者のはしくれだ!いや伝説の勇者だ!そう簡単にお前の要求を飲むと思うなよ!!!!
「慎んでお受けいたします。ロリ魔王様」
が、俺は世渡り上手なのでそんな事は口に出さないよ!
「よし分かった。あと次ロリ魔王と言ったら本気で殺すからな?」
おっと俺のお口は滑りやすいようだ。
「申し訳ありません。ロリ様」
「だれが魔王を抜けと言った!!わしをなめとるのか!!」
襲いかかってきた魔王は涙目になりながら縛られた俺のほっぺをつねってくる。
てか痛い!!こいつロリのくせに力強い!!さすがロリでも魔王なだけある
痛い痛い!!俺も涙目になりながら、
「悪かった!!悪かったよ!すいません魔王様!はやく契約の方を!」
「はあ、はあ、そうだな。これからお前はわしの僕になるのだから言葉遣いには気をつけろよ?」
息を切らしながら俺にそう言ってくる。
「今、《バインド》をとってやるからの少し待て」
そう言ってロリは「バインド解除」と呟いた。
すると、俺の《バインド》は解け、手足が自由になる。
俺は立ち上がるとロリ魔王をじっと見てから、片膝をつき、右手を左胸に当て頭を下げた。   
 俺がいきなり忠義のポーズをとったのでロリ魔王は少し戸惑っていたが、それを隠すように、
「よく分かっているではないか」
と言った。
これはこの国では常識なのだ。
この異世界に来た時点でチートキャラの俺の元には何人もこうしてパーティーに入れて欲しいという輩が来た。
つまりこれは忠義のポーズであり、仲間になることを認めて欲しいという懇願のポーズでもある。
「では、汝、如何なる時も偉大なエリス・メルモード・フィンガー魔王に尽くし、危険があれば己の命を懸けて護り。飯がなければ己の飯を与えることを誓いますか?」
せっかくの雰囲気なのに最後の一文が引っかかるな。
でも、これを受ければ俺は生きられるのだ。迷いはない。
先程よりもさらに深く頭を下げ、
「エリス、ロリ魔王様の仰せのままに!」



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