推理探偵クラブはじめました。

瀧澤マサヨシ

ある冬の事

突然だが、汚い大人の共通点を知っているだろうか? それは嘘 欺瞞 低姿勢
である、異論は認めない、だが俺はそんな汚い大人が大好きなのである、議員とかマジサイコー これは普通ではまず考えられない摩訶不思議…程でもないが、意味不明でわけがわからくて、でもどこか楽しいそんな小学校生活である。
 

  おっすオラ小鳥遊!苗字が珍し過ぎて初対面の人に(これなんてよむの?)
って言われたいなぁ~
  「えーっと今日の時間割は…」
 1、国語 2、社会 3、総合4、音楽       5、体育 6、算数
   (’ω’)ファッ!!?
 「うわぁーマジかよ…」
 ちょっとこれは流石に酷すぎんよ~
朝から暗記して、鈴木の音楽やってってマジか、っーか口ん中に握り拳なんか入んねーよ馬鹿なの?死ぬの?
それに秋山の体育って…今師走なんだけどなぁ~体育教師ってなんでこんなんばっかなんだろう、アイツ運動会の時確か(ラジオ体操は見世物なんだよ!!)とか言い出すし どなるのはいけないとおもいます。
テレテレテレテレテレwwwブーブーブーwww
「っせーな」カチ
どうやら俺の携帯が朝を知らせに来たらしい、こんなうるさいのになんでいっつも起きられないんだろ、このアラーム音(お、お兄ちゃん///朝だよ///起きて/// )だったら起きる、俺の息子も多分起きる えっちいのはいけないとおもいます。 
 ガチャ「おにーちゃん!!起きて!!ってもう起きてんじゃん」
 「朝からうっさいやっちゃなお前は」
 「私はお前じゃないですー!弥生っていう立派な名前がありますー!」
 「はいはいそーですね」
 「てゆーかご飯!!早く来て」
 「あいよ」
妹よ思春期の男子の部屋にノック無しで入るのはやめてくれ、いやマジで、

 俺は気だるい足をリビングに運ぶ、匍匐前進とかの方がいいかな?
食卓にはもう既に料理が並んでいた
 「ぉはよ」
 「やっときたか優 さっさと食べろ」
 「ああ」
 「宿題はやったか?」
 「学校でやった」
 「塾のは?」
 「昨日やった」
 「顔は洗ったのか?」
 「まだ、後でやる」
 「髭は剃ったのか?」
 「まだ生えてないし」
小学生になんちゅう事聞いてんのじゃ
 「父さん、今日裁判だから」
 「ああ、うん」
 どっかのブランド物のスーツにネクタイ ベルト 黒縁メガネ 胸には黄金に輝く天秤を象ったバッチ そう俺の父は、
弁護士である
 「んじゃいってくるわ」
 「いってら」
 「パパ行ってらっしゃい」
 「頑張ってねあなた」
今時あなたなんていうのだろうか?小学生の俺には理解が出来ない。
 「さあ、二人も早く食べちゃいなさい」
 さて、今日のご飯は… 白飯、味噌汁鮭、たくわん…昭和の匂いがぷんぷんするぜ!いや昭和知らないけど
とりあえずまずは麦茶を飲もう、俺は真っ先にコップに手を伸ばす、
ん!!!この麦茶キッンキン冷えてない!
「あ、温かくしてあるからフーフーして飲みなさいよ」
 やはりおかあさんはだいじにしようと思いました。
 さっさと朝食を終え俺は家を出る、長ズボンにコート母さんが編んでくれたマフラーを身にまとった俺はたぶん刺されても1回は耐えると思う。
 「行ってきます」
 「いってきまーす」
 「二人とも行ってらっしゃい」
 やはり外は寒い、ホットドリンク飲まなきゃ。
 「あ、弥生ちゃん行こー」
 「うん!」
 毎度の事ながら妹には友達が多いようで兄ちゃん嬉しい。
 俺は足早に学校へ向かう、なぜなら  寒いから、というのは建前で本音はクラスメイトと会いたくないからである、でもガンジーもそうだったらしいからね仕方ないねまじガンジーリスペクト
 そうこうしているうちに肛門じゃなかった、校門に着いた、小学生だからねこの程度の下ネタは予想範囲内だからね、ね!
 「おはようございます!!」
 「…」
 俺は体育の秋山には挨拶しないと誓ったのだ、いや、挨拶したらしたで(声が小さい!!)とか言い出すからな。
 ここが俺の通う小学校で全校生徒300人程の小さな学校略して小学校
…いや、最近の若者ってなんでも略したがるじゃん、てへぺろ♪ …ももちだったらワンチャンあったかもしれない。
 コンコンと、突然肩を叩かれた、あれ?俺肩叩かれる程の友達いたっけ?
 「ねぇ、ちょっといいかしら?」
どうやらご指名らしい、声の主は女っぽいが振り向いてみる。
もしここで振り向いていなかったら、俺の小学生時代は変わっていたのだろうか?でも、残念ながら過去には戻れないし変えれない、仕方ないこの世にはまだネコ型ロボットも、デンライナーも存在していないのだから。
 


 



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