イデアの無双冒険記

ノベルバユーザー110405

全王戦再び #36

「いきなり「オーバースピード」って…呆れるのもね」

「イデアさんの事だから一撃、と思ってたんだけど…」
ダークとスパークは正反対の反応はだった。

「オーバー-スピード」光速を超える速さになる。
体力の消耗がただ一つの欠点で、それ以外は欠点らしい欠点が見つからない、加速魔法で1番速い魔法。

「まぁ「ソニック-リープ-アクセラレート」
じゃないしまだマシだったかな?」

「まぁそうですね…」スパークはつまり気味に答えた。
 (まぁイデアさんですしね…)

イデアは控え室から出ると、昔イデアが入っていた
パーティのみんながそこにいた。
レインは目に涙を浮かべていた。

「えーとお久しぶりです…」イデアは急に出会ったので何から話せば良いか分からなかった。
そんな沈黙の中、話を展開したのはレインだった。

「お久しぶりですイデアさん!何ヶ月ぶりに会うと、
昔に比べて見違えましたね…」
感嘆を漏らしたようにレインが話す。

「自分も久しぶりに、皆さんのお顔を見ました。
まさか全王戦で再開をするとは思ってませんでした…」

「まぁ俺は全王戦に出場決定した時から、
イデアが出ることは何となく分かってたけどな!」
アルトは誇らしげにイデアを褒め飛ばす。

「アルト随分イデアに会える!とうるさかったねぇ〜」
アルトを冷やかすようにフェルトが話す。

「すいません、時間を取ってしまいました。
ご用事の時間を撮ってしまいまして…」
リツキさんの、丁寧な言葉を聞いて落ち着いた。

「イデア! まだ上がっていないの〜! 」観客席から、
ダーク達がこぞって降りてきた。それを見たレインは
なぜかショックを受けていた。

「イ、イデアさん、この方達は一体?」
レインは心の底で(まさか…)と思いながら、聞いた。

「私たちはイデアに仕える者と言っても、イデアがね私たちを必要としてるのよ。 振り回され屋だね!」

「そうなんですか……」かなりショックだったらしい。
でも少しでも目に入れて欲しかったのか、

「頑張って下さいね、2人とも!」これだけだった。

「分かりました…とにかく頑張ります」レインにとって
これだけでも、かなり嬉しかった。
その言動にスパークが、違和感を覚えた。

全王戦一日目が終わった夜、精霊達は盛り上がってる

「スパーク?レインって人、絶対イデアの事好きだよ」
(何で私なの!)とはスパークは思えなかった。

「べ、別に良いんじゃない?勝手にすれば!」
そっぽを向いたスパークだが、顔は真っ赤だった。
ダークはニヤニヤしていた。

「変に強がらなくても、好きなんでしょ?イデアの事」
ストレートに図星を突かれたスパークは、

「うん…」と素直に頷くしかなかった。
一方イデアの部屋では、イデアが考え事をしていた。

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