どうやら異世界転移は帰還してからが本番のようです

スーノ

第1話 不思議な兎の来訪

どうもこんにちは稲野 焔です。
2年前、俺は異世界転移を体験しました。確か当時は16歳だったはずです。
いや、確か異世界転移してしまったのは、誕生日の前日だったはずです。
その日の俺は、誕生日の前日という事もあり浮かれていました、その結果突然発生した謎の光に包まれてしまい気がついたら異世界の森の中という状況でした。
まあ異世界では人に恵まれましたし、元々武術の心得があったので普通に生き抜き2カ月ほど前に帰還しました。
※普通だと思うっているのは本人だけで異世界で結構いろいろやらかしています。
因みに現在無人島暮らしをしています。まあそんな俺ですが今この世界で感じる筈のないスキルを感知し、
とても混乱しております。
具体的には、意味もなく自己紹介を始めるくらいには…
コンコン
まあ、気配を探った結果の所為で余計に混乱しているのですが。
コンコン
さて、現実逃避もそろそろやめて出迎えますか。(急造この家に迎えられる部屋なんてありませんが)
「はーい今出ます」
ガチャ
「やっぱり、兎だよなー」
はい、やっぱり家の前に居たのは、綺麗な兎でした。
「兎だと何か都合が悪いのですか?」
ああ、やっぱり喋るのですか。
「いえ、そんな事ありませんよ、ただ現代の地球に喋る兎が居ることに混乱して居ますが」
とりあえず、招き入れましょう。
「まあ、とりあえず話は家の中で聞きます入ってください。」
「そうですかでは、失礼しますね」



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