部活の後輩と付き合ってみた

きりんのつばさ

たまには休暇を

キス騒動?の次の日、僕は大学を休んだ。
昨日後輩や七海さんに迷惑をかけたため流石に休むことにした。
だから今日は一日中家でゴロゴロしようと思ったが・・・
「センパイ~~かまってよ~~」
「・・・」
何故か七海さんもいる。
「あの七海さん、授業は?」
「今日はセンパイの監視のために休みました!」
「いや、授業行けよ」
「だってセンパイ目を離すとすぐ、仕事しますよね?」
「うぐっ」
「それでまた倒れたらどうするんですか?どうしますか?」
「わかったよ、勝手にしてくれ」
と僕はお手上げのポーズをした。
「わかりました!!じゃあ」
「・・・待て、なぜ僕の膝の上に乗るんだ」
「え?だって勝手にしろって言ったじゃないですか?」
「誰もそこには許可を出していないはずだが?」
「細かいことは無視ですよ。
そんなことを気にしていたらハゲますよ?」
「そんなに細かいか?」
「さぁさぁ、座りますよ~~」
「僕の話は無視かい・・・」
と今更な気がするが改めて思った。
「いや~センパイの近くって落ち着きますよね~」
「近くじゃなくて上だけどな」
「あ~センパイだ~」
七海さんは僕の胸に顔をうずめてきた。
「そりゃセンパイですよ」
「じゃなくて国木田拓海という私の彼氏って
ことで、そして大好きなセンパイですから」
「・・・ん、そうか」
「あれ?センパイ照れてますか?
照れてますよね?」
「う、うるさい。ふざけたこと言ってると
甘えるの禁止にするよ」
「センパイは鬼ですか!?
私から日々の楽しみを奪い取るんですか!?
泣きますよ!泣くぞ~!」
と駄々をこねだしたので
「わかった、わかった。好きなだけ
甘えてもらって構わないから」
「わ~い!!センパイ大好きです~!」
とさらに僕に抱き着いてくる七海さん。
・・・結局彼女に甘い僕だった。
まぁこんな休暇もたまにはいいだろう。
彼女と朝からイチャイチャし、部活とは
関係ない日を送ったってかまわんだろう。
「さて、そろそろ昼ご飯の時間だ。
何食べたい?」
「じゃあオムライス食べたいです!」
「わかった。すこし待っててくれ」
・・とりあえずは彼女と食べる昼ご飯を
作ろう。そして二人で食べる楽しい
かけがえのない時間を楽しもう。
そして明日以降も僕は僕らしく
頑張っていこう。
ただ
「センパイ、スマホなってますよ」
「ん?」
と思い、スマホを見ると森から
メッセージが届いていた。
「先輩、助けてください!」
「・・・・」
「センパイどうかされましたか?」
「・・どうやら部活は僕を
休ませてはくれないようだ」
「えっ」
「なんかまた部活で問題が発生
したようだね」
・・・勘弁してよ

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