創造主は暇だったので冒険者になった。
21.
「『存在の改変』といって、自身の情報を書き換える、潜入用の魔法だ。年齢以外の情報ならいくらでも書き換えられるが、消費魔力が洒落にならない。が…。」
「ヴァンパイアのシャルミエなら造作もない、か。」
「そういうこと。さあ、行きましょう。」
レッドシャイア城探索の報告を終えて、シャルミエの登録にうつる。作業は俺の時と同じように進み、何も無く終わった。種族は『人間』ということだ。
「そう言えば職種は何にしたんだ?」
「天竜魔法士よ。」
「最高位の魔法職ですか…まあピッタリと言えばピッタリですが…。」
「はいはい妬まない。基礎性能が違うんだ、諦めろ。」
ギルドを出た頃には、もう空が赤く染まり始めていた。だが…
「…宿変えません?」
「だよな。」
今の部屋は初期と変わらず一人部屋。クレアは自分で宿を取っているようだが、シャルミエの宿も取らなければならない。ということで…
宿屋変更。外壁沿いの新しい宿だ。宿屋は信頼関係が客足を左右するため、まだ新しいこの宿には客がほとんどいなかった。取った部屋は二人部屋が二部屋。シャルミエが何故か
「クレアちゃんと二人で寝てみたい。」
とか言い出してこうなった。
その夜二人が何をしたかは知らないが、翌日からクレアの口を開く回数が多くなった。
「ヴァンパイアのシャルミエなら造作もない、か。」
「そういうこと。さあ、行きましょう。」
レッドシャイア城探索の報告を終えて、シャルミエの登録にうつる。作業は俺の時と同じように進み、何も無く終わった。種族は『人間』ということだ。
「そう言えば職種は何にしたんだ?」
「天竜魔法士よ。」
「最高位の魔法職ですか…まあピッタリと言えばピッタリですが…。」
「はいはい妬まない。基礎性能が違うんだ、諦めろ。」
ギルドを出た頃には、もう空が赤く染まり始めていた。だが…
「…宿変えません?」
「だよな。」
今の部屋は初期と変わらず一人部屋。クレアは自分で宿を取っているようだが、シャルミエの宿も取らなければならない。ということで…
宿屋変更。外壁沿いの新しい宿だ。宿屋は信頼関係が客足を左右するため、まだ新しいこの宿には客がほとんどいなかった。取った部屋は二人部屋が二部屋。シャルミエが何故か
「クレアちゃんと二人で寝てみたい。」
とか言い出してこうなった。
その夜二人が何をしたかは知らないが、翌日からクレアの口を開く回数が多くなった。
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