“5人集”は個々の最強異能力を所持しているチート集団だった。【ほのぼの暮らすけどね、】

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外伝4 琉馬との喧嘩?と小さい姉貴

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話は筆頭に戻る

「弟子は作らない主義」になったのはおじいちゃんの発言からである。


「いやはやいいお茶で御座いますな」
「美味しいです!」
「フフフ、お粗末さまです」
お茶をすすりながら笑顔で言う2人に対し同じく笑顔であしらった。

お茶を飲んだのは、祖父と戦い
初めて苦戦し合あった相手
盛本 洋二(ようじ)さんと
その孫、盛本 琉馬(りゅうま)である。

それに対してお茶を作りおもてなしをしているのは、祖父の妻であり俺の祖母である。
寒咲(かんざき) 海弥(みや)である。

今、家内には両親は出掛けて姉貴は
部屋にいる。この茶室の敷地には自分を入れた計4人が居る状態だ。

[現在視点]
あの時の俺は中学1年の頃だった。
もう、話の結末が分かったことだし
終わろうと思ったが、少し琉馬との話をしたいと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから、俺と琉馬とで敷地で遊ぶことになった。だが、武道の一族でもある為か、琉馬が武道をしている事もあり自分の実力が気になって仕方がなかった。

とても、琉馬と試合がしたかった。


すると
「なあ、試合しようぜ?」
まさか向からふっかけて来るとは思はなかった。いいや、よく考えればその事も範疇に入っていたかもしれない。
「...いいが、内容は?」
「俺達じゃ、じいちゃん並の試合ができない!」
「うん」
「だから、時間無制限の拳で試合をしようぜ?」
「それはただの子供喧嘩じゃない?
杖道の血はない訳?」
「んーなモンも事ねーよ、」
「まあいいか、」
面倒ごとは嫌いだ。ってか洋二さんの一族を一瞬で裏切りやがた。
同情するぜ、今回ばかりは...。
「けど木刀やらを使えんのは痛いな」
「なら俺は拳“だけで”やろう」
「...上等だ。俺も拳“でしか”闘わん」
勝負事で甘やかされるされるのが一番嫌いでね。
まじで喧嘩みたいじゃん。

「俺らが背を向け合わせて5歩前に進んだら、スタートだ。」
「分かった」
俺達は背を向けて歩き出した

俺は正直、喧嘩事は嫌いだ。
小学生の頃も態度が気に入らないと言って“ジャイ〇ン”みたいなやつが俺と喧嘩した時があった。もうあの頃には剣道をしていたが、“ス〇夫”みたいな奴らが居たから“ほうき”のある掃除ロッカーには行けない。となるとやはり拳でしか戦う術がない。

だから俺は正直に言うが________

「「ウラぁーーーー!!!」」
ズッドォーーーーン!!!!!!!
何処からか爆発音が聞こえたような気がしたが今は無視だ。

あいつはジャンプして蹴りで頭を狙って来た。俺はすぐさまノックダウンさせるために金的を狙った。

その為か衝撃に上げた足の上に琉馬が居る。

「おいおい股間は流石に卑怯だろ」
「いいや、そんな事もねえだったろ?」
「知っててやったのかよ、化物か」
失礼な事言うな。

そう言って琉馬が態勢を変えて殴ろうとしてきた。カウンターで払い突きを打つ、がそのカウンターを右手で受け止めた。
「不意打ちには自信があるんだが、このスピードで綺麗に決まらないとわなぁー。ホントに人間か?」
「お前だってさっきのカウンターを手で受け止めたじゃねえか怪人」
「ハハッ言えてるなァ!!」
右下からのローキック。多分、身体を崩して左のストレートと判断した。
__サッサッサッ
---ブンッ!!

バックステップで距離を置く。

___ガツンッ

あっ塀だ_____
____ズドンォォォォォォオオォォォー
「ったく規格外過ぎるだろお前さん」
「それが俺のウリでもあるんでな」
「ほんと、どんな神経してるやら」

___ガラガラァガラ、
俺は塀を壊した。多分厚みは60cmぐらいだろう。粉砕して飛び散った破片物で攻撃する手段と土埃で目眩しを企てたが...

「____コラァーーーー!!」

やり過ぎちまったぜ☆

はい、すいません自重します。

怒鳴り声を上げたのは、洋二さんだった。あの人は大分気さくな人なのだが流石に今回はお怒りの様子。
琉馬の自宅での幸運を願います。
「お前さん、なにしてんの?」
あ、いかんいかん。無意識に手を合わせてしまっていた。
「それはこっちのセリフじゃけ〜のぉ〜ァあ?」
あっ琉馬が鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔してる。なんか面白...
「サクヤ、今回ばかりは両親に報告ですよ。」
「ばっ、ばぁ..ちゃん、」
嫌だ。両親には自信が無い。流石に何されるか分かんない。ヤダ、怖い。
「ちょっと、何してんのよアンタ達」
「ふぁ!!!」
姉貴か...てか今の声だれ...
「あの!」
「ん?」
琉馬の奴どうしたのだろう、

「サクヤのい、妹さんですか?!」
こ、こいつやb
「誰が妹じゃァァァァ!!!」
---ドスッ!!!
「ガハァ!!!」
あっ、綺麗に入った。勝者、ウチの姉貴。良い、右ストレートだな。

言うのが遅くなったが、ウチの姉貴は俺よりも背が低く147cmぐらいだ。
(本人曰く150cmらしいが...)
髪は何か茶髪っぽい感じの色である。
そしてこの時は高一である。
高一で147cmって笑えr
___ギラッ
はい、すいませんでした。自重します
「それで、なんで塀が壊れてんのよ」
「殴ったら壊れた」
「あれ?でもこれこの間新しくした物じゃないの?」
「あー、なら勝手に壊れた」
「“なら”ってそれダメでしょ。てか勝手に壊れる訳無いやん」
まあ確かに
「はぁー、全く折角の休日を騒がしくしてくれるわね、」
「ゆうて、姉貴ボッチじゃん」
「ボッチ言うな!!」
昔っから性格は荒い(色んな意味で)
身長低いから駄々こねてる小学生にしか見えんな、
____ギラッ
なんでそんなに考える事が分かるの?
ねえ?エスパーか、何かですか?
「とりあえず、父さん母さんにこっ酷く怒られるのが運の尽きね」
「分かってr
「____はァ!い、妹さん、妹さんは[---ドスッ!!!]ドグフォ!!!」
こいつ阿呆ロリコンだろ

あの瞬間、琉馬が“ロリコン”に目覚めて今後に影響してくるのは言うまでもない。


次回から新章の“西王都セラドミ”です
待ってた人はすいませんでした。
外伝、長かったですよね。
読み返したら僕も思いました。(切実

17/10/25 脱字訂正

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