異世界転移したら中々異常が多いサイコブラッディーな非日常

家上浮太

ザウスゼルスにて9

魔王タサイドン。

遠い未来に海底から隆起した、幻想と怪異の大陸ゾティークにいる架空の魔神。

ーーのはずだった。

大魔王。七つの地獄の王で邪悪の支配者ともあらゆる妖術の支配者とも言われる。

物語の中における位置としてはゾティーク大陸における悪魔で、小説の中では、この魔神と取引をしている魔術師がしばしば登場している。 造られた像は黒々としており、甲冑に身を固め棘のついた戦棍を手にしている。 又、その像を通して魔術師と会話する。五つの名を持つと言う。

それは知られざる六つの大罪の怨念以外の話。

欺瞞のフィリペー
狂気のマルドラキ。
暴虐のバジュゼルグ。
殺戮のキリリムル。
混沌は『沸騰する混沌の核』と明記しよう。

それに使える魔術師ネクロノミコンは命を下す。

ザウスゼルスを襲撃せよ、と。

魔王軍の『ゴブリン師団』に命令をした。

小手調べである。

異世界人、六大王の選んだ義理の息子。

そしてロサンゼルス民であるレジスタンス。

「さぁ、我等の禍々しさを伝えるのじゃ!」

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