異世界転移したら中々異常が多いサイコブラッディーな非日常

家上浮太

ザウスゼルスにて5



ルシェはレジスタンスのアジトにいた。
旧友である、ニコラス・マーティンと再開する。
彼は元傭兵の殺し屋であり、仕事仲間であった。

日本で殺し屋を育成する場所の教官役。
それがニコラス・マーティンであった。
『マルスズナイフ』
『迅雷の凶刃』
と呼ばれる男。

彼がレジスタンスのメンバーなら心強いだろう。
彼の同僚であった民間軍事会社のメンバーもいた。

レジスタンスはそれらが中心である。
幹部にはカラーギャングのリーダー。
マフィアの幹部、陸軍の退役軍人。

ロサンゼルスの顔役が揃っていた。

「それで、あー、今はルシェって呼ぶが」
「ルーシャスみたいだな」
「ならダークナイトは誰だ?」
そこで一人の若者が声をあげた。
「俺だ、俺が黒騎士だ」
黒い甲冑を着ている男。
手には剣さえ持ってる。
「名前は?」
「アルフレッドだ」
「いい名前だ、その剣もな」
「誉めてくれてありがとう」
「で、それはコスプレか?本物か?」
「俺は先に元々異世界転移した身だ、この街が出来たから、こうして転移魔法でやってきた」
「…………そうか、懐かしかったか?」
「そう、だな、でも変わっていたな」
「街ごと異世界転移するなんて初めてだろ?」
「びっくりした、ここがナチスの実験場だと言うこともな、お前は協力してくれるのか?」
「協力しよう、僕もレジスタンスに参加する」

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