fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

英雄問答

松永久秀の茶室に招かれた、四人の英雄、救世主、正義の味方、ダークヒーロー、ピカレスクヒーロー、剣呑かつ険悪な雰囲気で進めれる。
「さて、エミヤ君にとって英雄とは何だ?」
松永久秀がそう切り出す。
「正義の味方の義務の果てにある称号だ」
「義務などない、本来、それは仕事だろ?」
ダークヒーローが言い、ピカレスクヒーローが茶化す。
「甘いな、視野が狭い、女性優位社会になれば問題は片付くだろう、ゴミ掃除なら誰でも出来る、魔神柱という粗大ゴミでも変わらんよ」
「人理の定理を覆すというのか?」
藤丸立香が、メスを入れざるを得なかった。
「現代社会の価値観を覆してこそ英雄だよ」
「で、犠牲者の数は?」
「ダーウィンの進化論を知ってるか?」
「…………やはり、そう来たか」
「自然淘汰される時は抑止力は緩和される」
「星の意思だろうとそんなのは許されない」
「人口爆発、超高齢化社会、そろそろ生きてるだけで罪になる時代が来る、虐殺器官でも使おうか?小生の見立てでは女子高生でも使えるぞ」
「ふざけるな!」
エミヤが器をぶつける。
豪華絢爛が儚く割れた。
「それでは魔王と何も変わらん!」
「そうだぞ、兄貴、啓蒙に取り憑かれすぎだ」
「僕は、少し正しいと思う」
「いやーカルデアのマスターは理解してるね」
「本気か?正気か?お前!」
「国連でも議論されてるよ」
「生きてるだけで罪になる人間はいない」
「混血の人間で小生の彼女の禍魂魔女でも?」
「…………貴様が堕落させた魔女には慈悲があるべきだ、貴様だけがその件に関しては悪いのだぞ」
「正解、では正義の味方とは何だろうな?」
「簡単だ、多数を護る装置だ」
「人間になりたいロボットか」
「兄はロボットの脳を持った人間だからな、非合理なのに、そこに整合性を持たせてしまうよね」
「両儀なのか?」
「その通りだな」
藤丸立香が正義の味方と純正悪の真実を導いた。
最後に松永久秀がその彼に問いを投げ掛ける。
「君にとってカルデアのマスターとは何だ?」

「それはーーーーーーーー





「偽らぬ善がどうやらこの中に合ったようだな」

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