fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

死の統率者

キリスト教世界では、エウリュノメーは女神であったにもかかわらず、これを男性とし、しかも地獄に追放した。上級魔神エウリノーム である。一部の悪魔学者(コリン・ド・プランシー)によれば、エウリノームは死の王とされ、巨大な長い歯を持ち、体は傷だらけで醜悪、狐の皮を身にまとっているという。

狐のファーコートとは贅沢な虚無感だ。

「すべてを含む者」の意味。原初の混沌の海原で、四大に「秩序」(テミス-エウリュノメーの別名)をもたらすまで、1人で踊り続けたぺラスゴイ人の創造女神。アセト〔イーシス〕やイヴのように、「大いなるヘビ」、つまり切断された男根を創造して、最初の夫にした。エウリュノメーは、このヘビに自分の子宮に種を宿す許可を与えたのだが、そのうちにヘビが自分自身を万物の創造主と呼ぶようになった。ヘビの思い上がりに腹を立てたエウリュノメーは、踵でヘビの頭を打ち、傷つけ、冥界に送った。

 キリスト教のグノーシス派が、創造の母について、これとよく似た話をしている。グノーシス派は創造の母をソフィアと呼び、その最初の夫をヤハウェと言った。ヤハウェが創造の仕事を手伝えたのは、母神が「精力を吹き込み」、自分の考えをヤハウェに教え込んだからだった。ところが、ヤハウェも思い上がりすぎて、母神を忘れたために、罰せられなければならなくなった。

 太女神の添え名の多くと同じく、エウリュノメーはのちのキリスト教徒の著作者によって、悪魔化され、さらに男性化された。キリスト教徒の著作者たちはその上、エウリュノメーを地獄にまでも引き渡し、男性の「悪魔、エウリュノメ」にした。この悪魔はときに「死の君」と言われる。






「さぁ、私の世界を返してもらうわ」
人類最凶の蝙蝠、禿げ鷲で、蛇野郎。
死を溢れさせ絶望に酔いしれる女帝。
地母神より古き◼◼◼にして◼◼◼。
「あぁ、なんてーーー笑殺話でしょうねぇ」





マーラ様とはインドにおいて魔そのものを意味する存在で、元は死の女神であり、後に愛の神カーマと結びつけられた事から、カーマ・マーラと呼ばれるようになった、つまり第六天魔王波旬は女である、何よりその者は血族の開祖の妻である。





「煩悩がねぇ人間は人生不完全燃焼だろうが」

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