fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

死体のような人生


生きていると実感した事はない。
現実感は日々、喪失をしていた。

死体だ。

自分は死体のフリをした人間だ。

退屈というより生きている実感がない。

死んでいるように生きていた。

そして肉片は腐乱し魂は腐り終える。

「屍よ、屍よ、反転せよ、我が魂よ」

「あらゆる愉悦を我に喰い呑ませろ」

ざわめいたのは肉の形をした墓の嘆き。
犇々と魍魎達が百鬼夜行へと誘ってる。

「惶惑せよ、恐惶せよ、玉章たまずさが畏なり」

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