fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

竜王の咆哮

「ぜぃやっ!」
ヴァーサーカーの炎を纏った拳がランサーの頬を焦がそうとした。
ランサーは異能『停滞』による時間停滞、言ってみれば、自分の回りの時を遅くする力を使う、それは彼が退屈のし過ぎで目覚めた。
それは体内で時間制御するのではなく、体外の時間制圧をする、時間の流れに干渉する魔術、時間操作よりダイレクトな停滞である。
それによってどんな攻撃も簡単にかわせる。
かわした後は徹底的に攻撃を叩き込むのだ。
「ヒャハハハ!遅ぇ!」
かかと落としで地面にめり込ませ。
その後、何度も、頭を踏みつける。
「けひゃ、楽しいねぇ!これが人間の快楽!」
「ぐっぁっば!」
「たまんねぇなぁおい!」
足を掴みぶん投げた。
立ち上がり質問した。
「貴様ディアボロスか?」
「おー、オレの正体を看破したか、そうだ、オレは暴虐の大罪を司る竜王様だぜぇ?」
「悪魔に魂を売ったのか」
「そうだ、知られざる六つの大罪を考えたマスターに、その全ての解放を委託されてる」
「暴虐が人の大罪という思想には共感する」
「だろ?はっきりオレって、チンピラみてぇな卑劣漢だからな、テスカトリポカとは強敵とかライバルって書いて友って読む間柄さ」
「……………やはりお前達は大人しくしていろ」
「つまんねぇんだよな、家で引きこもるよりアクティブにならなきゃ、書を捨てよ街に出よう!そして街が焦土になってもしかたねぇだろうが!」
「退魔組織は見逃さない」
「そりゃあ歓迎だ、血が熱くなるなぁおい」
「お前達は『魔界の釘』だからな」
「おい、精鋭にして尖兵のオレ達をそう呼んでくれるな、単に、恐怖が残るだけだろ!」
「………………止めねばな」
「止める?馬鹿を言え」
「ふざけてるのは貴様達だ!」
「笑殺話でしかねぇだろう?」
第六次聖杯戦争の初戦であった。
初めから出すカードはエースだ。
そのカードはまさしく暴虐の嵐。
どこまでも暴力に酔いしれる竜。
「足りねぇぞ、アドレナリンとかがなぁ!!」

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