fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

混血事件


誤字逸脱字の言霊を研究していた者がいた。
確かに、それを黙認したのは蝙蝠にとって。
事実はやはり、人間は醜いと悟らせたのだ。

帰化と鬼化きか

彼は混血の意味をそう言われた。

単純に純血からの嫌がらせとアドバイスだ。

あらゆる自分にとって劣った人体を家具にした。

それらは違うとその混血は思いたかった。
混血としては言霊を操る力を持っていた。

毒をタラサレタ。

怪盗アンチノウンさえ欲しがらない呪具。
事実のみを書こう、客観的に記そうかな。
遠野一族とはまた違う、歪な混血の物語。

呆気なく、反転して、四角く、収まった。

『肉体キューブ』。

五体を保ったまま人体を箱にされた。

怪盗アンチノウンに自ら盗んでくれ。

そう頼んだ末路は彼を絶望の淵に落とした。

「ーーーーー私こそ逸脱してただけの愚図」

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