fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

第四章『鬼畜楽園』


ーーー男の話をしよう。
収縮化していく自我は男の人生を蝕み潰す。
誰だろうも現実を直視しなければならない。
非理想の自分。
非理想の快楽。
非理想の過去。
非理想の隣人。
非理想の愛人。
非理想の解離。
誰だろうと現実の敷居は高いものだ。
では、少数が白昼夢であるのだろう。





アサシン、酒呑笑子は四肢を刺されている。
逃げ出せない、その拷問官はムジヒデアル。
鬼童丸が彼女を闇夜より凌辱し穢し尽くす。





現実は恥辱である。

なぜなら理想を抱くのは精神異常である。

人間は猟奇と鬼畜とリョナを忌避する。

だからこそエロによってそれは回避される。

本心からはそれを見たがる悪癖を持つのだ。

現代社会は鬼畜楽園。

鬼畜と人畜生の廃園。

この人間動物園は、退廃主義で出来ている。

怖いもの見たがりで、グロさが喜悦となる。

時に興奮した。

時に胸糞した。

それでもなお、人間が血に牽かれる理由は。

『残虐性は、誰の内側ペルソナにも平等に眠る野生』

であるからだ。

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