fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

レオナルド・ダ・ヴィンチ


「まさか、法務科の人間として来るとはね」
「あぁ、その通りだ、天才に会いに来るために、と思ったが、所長を見殺しにした件をどう責任にとるのだ?忘れたとは言わせない」
「…………………すまない」
「彼女を忘れていましたよね?」
「……………………もう済んだ話だよ」
「終わりよければ全てよし、この時計塔の鬼才は誤魔化せない、ソロモンが人理が消えて、同一人物であるロマニ・アーキマンが死んだ今、カルデアのマスターの心の傷は深い、それを必死にハーレムだの無双系だのさせて、見ないフリをしている、笑殺話だね」
「今回の特異点の首謀者がここに来るとはな、命が欲しくないのかね、時計塔の鬼才」
「おい、見たか、脅しだぞ、記録したか?」
「はい、もちろんです」
書記担当が書き記した。
もはや警察の取り調べ。
「迂闊な発言は控えろ」
「くっ、なぜだ我々は世界を救ったのだぞ」
「それで傲慢を気取られては忙しない、深淵を見て深淵に蝕まれたか、カルデアのマスターが実はアンチキリストの素質を持つまであとどれくらいの事やら、ねぇダ・ヴィンチ」
「お前の好きにはさせない」
「別に何もしない、一石を投じるだけだよ」
「ただしその投擲は恐ろしく巧妙かつ正確で、投げられた人間は例外なくそれをきっかけに人生を狂わされている、それが駄目だ」
「君達が正義だと?」
「そうだ、我々カルデアが正義なのである」
「テロリスト予備軍だな」
書記担当がぼそりと呟いた。
書記担当が終わりを告げる。
「今日はこのぐらいにしよう、特異点の件は魔術協会の管轄の実験だ、別に正してもいいが、やりすぎは敵対宣言と認識するからな」

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