fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

バッドエンド・狂曲

炮烙、銅製の円柱に罪人を縛りつけ、その円柱を業火で熱して罪人を焼き殺す、武則天の悲痛しかなう自殺方法であるが、その彼女の宝具である告密羅職経には書かれていない。

少女の悲痛からの絶叫がまず響いた。

ライダーのブーディカは自分の全身を黙々と刺していく、最後に陰部を刺し貫き果てる。

その自傷の音色を尻目に。

アルテラが自らの首を切り飛ばして死んだ。

エルキドゥは満身創痍のギルガメッシュに一瞥して、謝って、涙ながらに宝具を使った。

人よ神を繋ぎとめよう(エヌマエリシュ)による自爆自殺。

「エェルキィドゥゥゥゥゥウワアアアアア!!!ふざけるな!ふざけるな!馬鹿野郎!ウワァァアァァァァア!……殺してやる」

満身創痍の体で立ち上がり自殺の聖歌をやめさせる威圧感、覇気、とことんまでの殺意。

宝具を取り出した。
「エアよ、狂え!」
「ならばこちらも」

二つの乖離剣が天地を揺るがした。
荒ぶる狂風、凄絶にして風狂の嵐。
片方は怒気、片方は同情であった。
その狂乱はマーブルに沈み落ちる。

「「『『天地乖離す開闢の星エヌマエリシュ』』」」





「やはり、同一なので、拮抗は避けられないか、だが、これぞ、狙い通り、ヒャハハハハハハ!アカシャの蛇のアギト!オーバーロード・ゲマトリア!空洞航路・五転生!」

固有結界。過負荷オーバーロードの名の通り、魔力の過剰供給を行なうことで使用する魔術の効果が倍化する「スクウェア」状態にする、らしい。

「おのれ!未来の我!!」
「さようなら過去の我!」





「きばりおったなぁ、あてはうれしいわぁ」
「だってお互いに弱味を見せられないから」
茨木童子と酒呑童子は、死に抗って見せた。
互いを誉めあい、称賛し、そして転落する。




心臓掌握グラスプハート





「約束が違う!なんで茨木を殺したんや!」
「恐怖に鮮度があるよう絶望にも新鮮さが必要なのです、希望からどん底、それが格別」
「絶対に許さへんで」
「だとしたらどうするんだ?今の貴様ではこの小生を倒せまい、どうせ、この剣すらかわせやしないだろ、居合い式・秘剣・燕返し」





「さて、酒呑童子、不幸中の幸いにも君はアサシンだ、精々寝首をかくことに尽力しろ」





「教祖様、貴様の起源は『破壊』だ、であれば、破壊神シヴァのデミ・サーヴァントになれるのだよ、喜べ、貴様の願いは漸く叶う」




「貴方、本当に最高の人間の醜さそのもの」
九本の尻尾を持った狐の仙女の妲己である。
「だろ?楽しんで頂きありがとうございます、またの鑑賞をお待ちしております、これにて第一部は終わりでございます、拍手!」
「えーと、私目立ってないと思います監督」
「そうか、配役を変えるか、そしてスカウトしよう、この小生のサーヴァントになれ、小生と運命的に同じ名前の一字を持つ妲己よ」
「はい、もちろんです、麗しのマスター☆」

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