fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

グレイテストファントム


マスターは寝てる。
それでこそ発動中。
夢の中で筆は走る。
絵画を描いている。
独創的な無意識的。

『闇の大帝』が夢界にて絵画を描いている。

グレイテストファントム、無名の霧の召喚。
加えてキャンパスに描くため闇さえも召喚。

「『闇』のお前が魔王を気取り人間に受肉してやる事がまさか夢界での芸術活動とはな」
「世も末だろ?」
「全くだ、しかしだな、新しい神話を創るならば、人間にとって、我々の造形はあまり好ましくない、もっとエレガントさと、人間性に寄り添う美的センスが必要だとニャルラトホテプが口を酸っぱく言っておったなぁ……」
「奴はシェルターの方で忙しいそうだぞ?」
「なるほど、この聖杯戦争で奴が介入も干渉も無いとは流石魔界一の策略家だな『闇』」
「放っておけ、お前はイメージを現してくれればいい、グレイテストファントムによる理想の幻想郷を描き絵画に納めてこそ完成だ」
「あぁ楽しみにしている、手伝いもするが」

「愚生も忘れるなよ」
ウイチロソプトル、反逆者、夢に支配を及ぼす事ができる旧支配者。アザトースの息子だが、アザトースに罰せられてシルゴスと呼ばれる銀河に追放される、なぜならアザトースは夢を見て、それが宇宙になる、つまり、この馬鹿が夢を弄ったりすると宇宙の法則さえ乱れる、夢魔の王、夢魔王なる腐った狂神。
が今では三人仲良く擬人化した主の脳の中に常に張っている固有結界の『レン高原」に住んでる。

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