fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

魔王の魔人


「さぁ、残党狩りは済んだ、が、劉邦と項羽、真田幸村に、おっさんの方の雑賀孫市に、松永久秀と毛利元就、始皇帝まで残っているが第三戦力を残す余裕を持たないとな」

竜の頭部に同化している天草四郎オルタ。

「こっち側の世界の竜種とあっち側の竜種どっちが上か比べようドロータロットカード」

パキィン。
『塔』のカードが割れた。
世界が揺れてヒビが入る。
ヒビが割れて穴が穿った。
そこから鬼の角を生やした長い胴体を持った時の暗黒面を象徴するカルマカインドが現れる、その龍精種ドラゴニア吐息ブレスは。

「滅べ」

それだけでどんな物質だろうと生命だろうと万物であろうと崩壊させ滅ぼせるのだが。

「私には世界を救わればならない使命が!」

その滅びの脅威に抗った救世主がいたのだ。
それをどこか寂しげな表情で蝙蝠は讃える。
「やはり人間は素晴らしいな、ならば天草四郎時貞、もっと足掻け、魔王の魔人ウィルスとして、この天の翼による蹂躙とどめを送る、天撃メギドラオンでございます!」

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