fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

概念武装

自然干渉的な破壊力等の効果ではなく、「意味・概念への干渉」を起こす強力な武装のこと。主に、儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って能力を発揮する。

それを仮に宝具にするなら対防御。

「鋏を武器に使うには、片手太刀のようにするか、リーチを伸ばす、まぁ、これはだ、銃刀法に触れないリーチだが、実は伸びるよ」
文豪具としか思えない。
しかし秋葉原のオタク狩りではこの小さい物でも狩られたらしいが、彼なら一見好青年なので職務質問は受けることが無いのである。

物質主義キムラヌート
暗黒カバラによる起動式。
鋏の刃が魚に変わってしまう。
その魚の歯を鋏にするなら最強である。
板皮類の古代魚ダンクルオステウスだ。
鮫ではない、鮫には生存競争で負けた。
なぜなら泳ぐスピードが遅かったから。
しかし、餌そのものも泳ぐスピードは遅い。
問題は餌の堅さを簡単に粉砕する咬合力だ。
その強靭な顎を具えていた。この顎に歯は持たなかったが、プレート状に発達した顎の骨がその代わりを果たしていた。この骨は獲物を噛みちぎるには十分な威力を持っていたと思われ、これを用いて他の大型魚類を捕食していたと考えられている。ダンクルオステウスの噛む力(咬合力)は口の先端部4400N、奥の方で5300Nに及ぶという試算がある。

史上最強の怪物鎧魚が現代に甦った。
鋏の先から、その魚の頭部が現れた。
それは真っ先に獲物に噛みつこうとした。

「サタナエル、拒絶シェリダー
それを殻の防壁を創り防ごうとする弟。
しかし外殻を噛み砕く事に関してその概念武装はとんでもない破壊力を持つ、何より概念武装は、歴史を重ねた品であることと、対吸血鬼(主に死徒)に有効な品である、加えて、これは、不死状態も無敵状態もまるでどうでもよく、強靭!無敵!最強!なのだ!!

「これぞ、今持てる最強の生物兵器だ、昔から愛用していた武器であるのだよ、多数よりも孤高を極めてこそ、生物の高み、だろう」

暗黒カバラで出来た黒い殻が砕かれていく。

その鋏の所有者である、蝙蝠は顔を歪める。
喜悦ではない、天敵が背後に立っている。
全身の沢山の鎖から先から多頭蛇のようにギロチンの刃を備えさせている正義の味方だ。
「久しぶりだな、またおかしなモノを使っているな、でもな、そんな玩具で俺は倒せん」
「当たり前だ、元々攻撃速度が概念に牽かれて遅いからな、防御姿勢にするのに言葉で誘導してやった、だからお前には効かない、常に防御姿勢であり防御を最大の攻撃にするお前にな、流石にそれを食らって咎を持つ万物はひとたまりもない、戦闘は避けたいのに」
「そう残念そうにするなよ、この会合を地獄の三丁目辺りにしよう、お前死ぬんだから」

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