fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

覚者の仲裁


「そこまでッ!!」

両手人差し指で両者の凶刃を止めた。
「父上もそのご友人もやめなさい、これ以上は不毛ですよ、父上も父上です、正義の味方を試そうとするために悪ぶるのはやめて下さい、なんだかんだ悪ぶるって他人のために悪をして実は良い人だと私分かってますから」
赤面する父。
「ピカレスクキャラに本当は良い人ですねっ!は禁句だ!タブーだ!この人でなし!」
「?事実は事実ですし?犯罪歴だけを盲目的に見れば駄目です、日本人は不浄とか穢れ思想が根付いてますから、それだけで、気違いだの精神異常と繋げる、だが当事者でもないのに誹謗中傷するのはいけない事だ、甘粕正彦も言っていたぞ、口先だけの偽善者だとな、父上は進んで汚れ役に包める、それはあの松永久秀と同じように主のためならば、どんな事もする忠誠心、曲がりなりに徳を積んでいる、だから私を産ませられたじゃないですか、ひょっとして自分が偽らぬ善の亜種であるのにさぶいぼが出てしまうのですか?」
「犯罪歴があるなら、悪でいいだろうがよ」
「ギャングスターと言う言葉もありますよ」
「そんな大層な者じゃない」
「ジョジョ9部の方ですか?」
「見てる観客はまだ見れていないぞ!?」
「なぜ生まれもっての覚者の父親なんだ?」
困惑するアサシン。
「あぁ、菩薩に哀れみを持たれていたのか」
勝手に納得していた。
とても、正しかった。
「さて、家に帰り、あ、ちょっと恥ずかしいからって、影に潜って去らない下さいよ!」
息子は父の後を追う。
残された父の弟は呆気にとられていた。
ぽかーんである。
「不幸中の幸いにしても幸福のクセが凄いな」

「fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く