fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

全ての鮫の父

世界を飲み込む大洪水は神の怒り。

天罰。

精神安定剤の話を少ししよう。
SSRIがヒトの脳に恒久的な損傷を与える可能性があることは確かである。
さらに悪いことにこの受容体レベルの恒久的な変化は脳の最も高度に発達した箇所である前頭葉で発見された。前頭葉に傷害が発生すれば判断力、良心、自己認識、愛などに代表される、最も人間らしい特性が十分に発揮されなくなる、つまり人工的にサイコパスを創る、そもそも、脳に作用する薬が、安全であるはずがありません。われわれは、脳の事を何も知らないのです。向精神薬の安全性はまだ確立されていません、海外の研究によれば、睡眠薬、抗不安薬の類は、4人に1人は、薬の連用により依存に陥りますねぇ。
脳に作用する薬が安全であるはずがない。

脳の萎縮。
老化推進。

副作用に攻撃性や衝動性や凶暴性を高める。

加えて性的不能、解離症状、狂いたくなる。
  
何よりも、ルンルン気分で自殺したくなる。

だが伯爵ドラキュラは人間としての誇りを持って狂わぬ。

空亡は、これを悪しき風潮だと言う。
彼は人間の大半を人間もどきだと罵る。
軟弱な心を持つなど家畜に落ちた愚者だと。

薬害あっても等価交換は成立する。
しかし親戚の曾孫には不適切だと。
人間の罪悪とは狂う事であるのだ。
狂気が一番醜悪に繋がる不吉の種。

「生まれもっての悪だった、それを抑圧された、薬を食ませられるのも是非もなし、だが、全ての鮫の父がなぜ常に怒るか、それは人間の精神が堕落するからだ、世界精神はそれに頑固親父のように怒るのだ、自分の精神性を堕落しているとは思えないな、『咎』を背負うというのには覚悟がいるのだ、そして、断罪とは、堕落した人類に向ける牙!」

「自分はもう軟弱な心など持っていない!」

「優性思想に靡こう、それが真実に近い!」

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