fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

陰惨なる咎


「やぁ、志貴君久しぶり」

「貴様!よくもその顔を俺の前に見せたな」
その『汚職刑事』のサーヴァントは顔に包帯を巻いた隻眼のブリュンヒルデ・オルタがいる、真田幸村が、彼女を見て、怒っていた。
「こんな事が許されると思っているのか?」
「え?こちとら法の番人だよ、そこにいるってだけで、許されてしまうのが、社会だよ」
「この外道が」
「昔っからでしょ、僕が三咲町に飛ばされて起きた事件は、スナッフビデオに参加していた少女とその監督、『アリスと帽子屋』だけど、君を冤罪で捕まえちゃってごめんね?」
「だが、そのせいで兄にはバレてしまった」
「いいじゃない、家族水入らずならぬ、油が並々注がれたのは端から見て、笑えたよ!」
「お前には人の心が分からないんだろう?」
「馬鹿を言うなよ、そんな幼稚的な貧相な発想は失礼だ、知っていてやるからこそ他人の不幸は蜜の味になるんじゃないか?志貴君」

「もう黙れ、その命は既に極刑に至る!!」

「公務執行妨害、では正当防衛をしようか」

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