fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

負安定


ーーーー天国を見た

沢山の人間が理想ゆめを抱いて溺死した。

人間の社会の様子と動物園の動物は変わらない、とデズモンド・モリスは言ったが、小生としては水族館とでも表そうか、同じ水槽に同じ種類の魚、似た者同士、何も考えず泳ぎ、何も考えず餌を食べさせられる、大きな水槽には綺麗な感じにされる、なぜかペンギンがいて、海のギャングと言われる凶暴なシャチに芸を教えられる、同族を虐める海豚イルカは愛嬌があると思われる、深海魚、オタク、ニート、社会不適合者、社会的弱者は気持ち悪がられるが面白がられる、クラゲ、可愛いだけで存在を許される小娘もまた慈しみがある、鰯は素晴らしく、マンボウは死にやすい、珍しい魚には沢山の群がりが起こる。

「その先は天国だね!」
「分かってる、誰かを不幸にしたい感情は、ルサンチマンって言うんだっけ?プラスマイナスゼロって言う奴は決まってプラスの奴だし自ら進んで正義の味方になれる奴もプラスだ、僕はプラスな奴にヘドがでる、そして、誰もが本来悪に傾き易いのが人間の性質ってモノなんだよ、この夢は間違っているけど、自分が誰かすら忘れちまった、物語の悪役に憧れた感じをツギハギにして出来たのがこの人格、僕の目的は台無しにすることでも破滅させる事でもない、見たいだけなんだ、何が真実か分からないからそれも知らないけど」

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