fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

夜・愛欲は焦げ終える


ふへろ撃てよ

武器を持つ腕は肩から弾で弾け飛ばされて。
『焼却の銃』の銃のバレルをくわえながら、その『蒼白する剣』はその弟の狂気に満ちた殺意を求めた、弾丸は、発射されて死んだ。

頭部は燃え。
焦げ終えた。

「暗黒カバラで生き足掻けないだろ、今の弾丸は憎悪を込めたサタナエル・バレットだからさ」

「あぁ死んださ」
鬼が生えてきた。
半分霊体の鬼神。
腕も生えてきた。
半分霊体の鬼神。
大きな鉈を持つ。
地獄ような血色。
それは『蒼白する剣』が反転した妖刀『赤黒い刀』である。
「初めて本当に死亡出来た、大変気持ちよかったです、どうもありがとう、だからこそ漸く覚醒出来たのです、この残虐性の発露、心の鬼ペルソナにね」

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