fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

白夜劇団

数年分、池袋が特異点になる前の事だ。
マフィアのボスとマジシャンを髣髴とさせる壮年男性で、長いマフラーがトレードマーク、時計塔の鬼才の少し年をとった姿。
「街は生きている、特にこの東京はな」
それに声を投げ返した山本五郎左衛門。
「江戸には、結界が何重にも張られている、わしらは特に拒まれ続けてきたんだ、これくらい、今までの鬱屈を張らすには丁度いい」
山梨県を迂回して埼玉県に拠点を作り、白夜劇団は東京都に入ろうとしていたのである。
妖老は江戸に根城を持つ大妖怪に身を寄せて、弟子の一時的な侵入を許して、池袋の土地神を土地神を惨たらしく殺した、元々土地神殺しという禁忌を日頃からしてきた弟子である。
真実を求めるのではなく創る事を第一に考えるようになり根源をこちら側に引っ張ってこれるほどの魔力を溜め込んでいたのである。
大量殺戮によって得た魂を自らの魂蔵に溜め込んでいる、もはや悪魔と大差変わらない。
「やっと池袋に来れた、さぁ特異点を創ろう、我々、白夜劇団の悲願はもうすぐ叶う」
「汚染された聖杯をあるべき姿へと、な!」

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