fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

スノーフィールドにて


「綺麗ですね」
完成度の高さを誇るホムンクルスで艷やかな白髪に雪原を思わせる白い肌、燃えるような赤い眼が特徴の美女。
そんな美女にナンパ。
「あら、蟹じゃない」
「時計塔の鬼才とは知られていない?」
「そっちは知ってるけどまさか黄道十二宮を揃える気なの?」
「さぁ、その計画はまた別です、モテる男は辛いのです、軟派ですが付き合った女とは皆等しく愛すると決めています、貴女でもね」
「靴にキスしたら考えてあげる」
「もちろんしますよ」
もちろん、しました。
「それで何の用?」
「小生も参加したいとまでは言いません、この聖杯戦争を第三者として見たいだけです、隙あらばちょっかいかけてしまいますがね」
「もう、サーヴァントは召喚したようね……」
「真・ウォッチャー、と呼んでくださいな」

白額虎にまたがって空を飛ぶ『仙人』がスノーフィールドの上空に気配を隠しながらいる、気配というより気そのものを隠しているし、そもそも透明な状態になっている女。

彼女がマスターと同質の気持ちを吐露する。
「下界は娯楽に尽きませんねぇ、それらを見たいだけなら何でもするのが蝙蝠ってものでしょ、人間観察をすればするほど人間は面白い部分を見せてくれる、だから大好きです」

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