fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー
真性悪魔
「カンナ君」
「何でしょうか?」
二度の面談に付き添った真性悪魔。 
初恋の彼女、黒口紅の魔女の恋人。
とある地下で黒き祈りを歌う歌手。
愛していたその女性の姿と立居振舞を模させられており、必然的に魔法陣によって召喚した真性悪魔、ボディーガードにして、秘書。
「あの二人に勝てそうだったかい?」
「所詮は人間レベルですよ?」
「それは、見物客でいなくてはな、小生がどっちかに重きを置けばそれだけでバランスは崩れる、これでも新世界秩序を歓迎する身だからね、混沌と無秩序は何より不毛だ」
「でしょうね、貴方が歩いた場所は不毛の荒野というより何もかも燃えた焦土でしょう」
「皮肉だな、アンリマユさえ簡単に産み出せるこの小生が、自身もまたアンリマユの偽者とはな、滑稽だな、良い罵倒を頼むよ、君」
「人理の汚物ですね」
「本当はこの世で最も存在してはいけない汚染物質なだけの君に言われたくないねぇ……」
「では、お互い汚物に濡れながら抱き合いましょうか、それだとお似合いですよ、先生」
「そうしようか、カンナ君」
「何でしょうか?」
二度の面談に付き添った真性悪魔。 
初恋の彼女、黒口紅の魔女の恋人。
とある地下で黒き祈りを歌う歌手。
愛していたその女性の姿と立居振舞を模させられており、必然的に魔法陣によって召喚した真性悪魔、ボディーガードにして、秘書。
「あの二人に勝てそうだったかい?」
「所詮は人間レベルですよ?」
「それは、見物客でいなくてはな、小生がどっちかに重きを置けばそれだけでバランスは崩れる、これでも新世界秩序を歓迎する身だからね、混沌と無秩序は何より不毛だ」
「でしょうね、貴方が歩いた場所は不毛の荒野というより何もかも燃えた焦土でしょう」
「皮肉だな、アンリマユさえ簡単に産み出せるこの小生が、自身もまたアンリマユの偽者とはな、滑稽だな、良い罵倒を頼むよ、君」
「人理の汚物ですね」
「本当はこの世で最も存在してはいけない汚染物質なだけの君に言われたくないねぇ……」
「では、お互い汚物に濡れながら抱き合いましょうか、それだとお似合いですよ、先生」
「そうしようか、カンナ君」
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