fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

特異点・悪質隔離腐海魔境・池袋3


「よく来たな、煩悩多きカルデアのマスター」

ギャンブルには、勝った。
マシュは浚われてしまう。
たどり着いたのは教会だ。
キリスト像が倒れた廃墟。
褐色の肌の神父が迎える。
「君の苦悩の源はどうして自分が選ばれたのか、調子に乗った、有頂天になっただろう、それでも歴史の汚さを知らない、最近の若者は都合の良い事実しか見向きしない、否定と拒絶は同義、サーヴァント達の良い部分だけを見て、自分の優しさが偽善に繋がらないかと心の底では心配していたんだ、間違えているぞ、君の行動は最初から虚無的だ、マスターとサーヴァントの関係性は実は希薄だ、マスターに逆らえば自害される恐れもある、一方的な奴隷関係に酔いしれていた、令呪を捨てない限り真の絆は得られない、しかし捨てれば何されるか分かった者じゃない、人間は、知らず知らずの内に怨みを買う愚物だからな、君はサーヴァント達を何も分かっていないんだ」

「僕は、間違っていたのでしょうか」
「ゲーティアは本当は正しかった?」
 
ナイ神父はそんな苦慮のの問に答えを出した、それはあまりにも真っ当な真実である。
「しかし君の救済活動は正義である」

「だけどさぁ、それって友情ごっこだよね」
『汚職刑事』がカルデアのマスターを蹴った、そして踏みつける、にやにやと笑う。
「楽しかったですか、英雄気取りさぁん?」

「………苦しかった」

「甘えるじゃねぇよクソガキ」
『汚職刑事』はこっぴどく罵倒をしていく。
「君は救世主の資格を持ったんだろうし、実際世界を救った、でさ、君これならどうするの? 人類最後のマスターでまだいてサーヴァントで酒池肉林とかハーレムしたいの、それってもうラノベとかエロゲの話だよね、ここは現実なの、そして君はまだ救済を続けなければならない、一度誰かを助けて途中でやめるだなんて無責任だよぉ、だから続けろよ」

「励ましてるのですか?」
「同情しないで下さいよ」

「哀れみを送るよ、カルデアのマスター、君は、孤独感を持っているが、それを満たされる事はできない、サーヴァントとマスターは仮初めの契約さ、いかに親しげに話しかけてきても、本当の気持ちなんて分からないでしょ、そもそも君が新たなる人類悪になる可能性になるほど愛に溢れている、頑張れよ、心が折れたり、精神崩壊したら笑うからさぁ」

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