fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

本物の真・ヴァーサーカー

『蝙蝠』は影武者である。
身代わり人形であるのだ。
もしくは、自己の代理人。
その大本である現代の王。
黒幕の一人である『黒蛇卿サマエル
おぞましき血族の末裔であった。
彼は、血族全部の澱みではない。
血族総代の悲願の到達点である。

黄金ざい錆鉄ちしおを沢山嵌め込んで、煮えたぎれ、この世全てを焦土にするために、煉獄のグザフォンが調理した料理」

聖杯戦争そのものを略奪うばうために。
英霊召喚の詠唱ではまったくない。
聖杯そのものに精を込めるために。
その悪魔は同族をこの現世に呼ぶ。

「さぁ、喰らえみたせ喰らえみたせ喰らえみたせ喰らえみたせ喰らえみたせ可能性に満ちた人理の化膿きず

「暗黒カバラを融解し、彼等の毒性をまろばせる、天秤を崩すために、地獄まおうよここに」

そうして召喚されたのは三人一組のサーヴァント、これでも魔性、ダークサイドが強い。
なぜならとんでもない化け物だからである。
どれも美青年でうち二人は双子。
最後の一人は中性的な美少年だ。
「「「アジ・ダハーカの化身、ザッハーク、ほう、サマエルが我々を呼ぶとは因果とは奇怪だなぁ、よろしく頼むよ、マスター」」」

「台本通りだな、これからはアドリブで頼むよ君達、特に君は本当に可愛い顔をしてる」

「あっ…………」
ザッハークである中性的な美少年の顔を上げる、見定め、自分と似た境遇の少年にキス。

「安心しろ、『未来さき』は変えられるから」

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