fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

夜・現世は大欲望世界

『黒い大鎧の一式を着ている点が人間と大きく異なる』 

黒い大鎧を着た人型の化身。 
鎧の隙間から蠢く影が見え血液が垂れ流れている。 
「暗黒将軍」とも呼ばれ、堂々とした風采のカリスマを持った日本人女性の姿で現れこともあり、人間としての姿は織田信長の顔をしている。
悪夢。
猟奇。
地獄。
欲界。

かつての主を。
理想の主をと。

柳洞寺は本能寺に。

その天の海を泳ぐ『尼』
その悪質さはあの殺生院キアラすら上回る、桜と溶け合った、憑依したお市、それをかつての主と見間違えた、誤解した、誤った。

いや、同じである。
彼女は織田信長の親族になら、誰だって、織田信長と同じように見えてしまうのだろう。

それほど織田信長を愛していた。
病的な、病的な、あくまで病み。

本能寺の変態、いや、本能寺の変質者。
本能寺の変を起こした謀反人明智光秀。

「変態!変態!変態!変態!変態!!」

「お綺麗です信長公」

恍惚に股ぐらをいきりたたて、身体中の穴から液体を足らしながら、包丁を突き立てた。

「おのぐぇえええ、明智光秀ェ!」

「是非もなし、とは言わないんですね………」

 
「今では懐かしい、では再会と行きましょう、六道は破局せよ、ここに大いなる第六天魔王の女王様は、甦る、蘇る、黄泉帰れ!」

そうして『暗黒将軍』がここに降臨した。
本能寺は安土城となる。
『安住の地』に立つ城、という意味である。

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