fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

夕刻・欲界と今生を繋ぐために

「ふぁわ! 最低だ、フラれちゃった、フラれちゃった、そんなにギャンブル合法化が夢のようだって、大人になるって勝負事の連続だよ、そんな誤解するような問答なんてずっとだ、弾詰まり起こして第三次世界大戦はジャムルートカードゲームでやりましょうかねぇ、あー、最悪だ、せっかくおぞましき血族の偉大なる計画を教えてやったのに興醒めだ、警醒が無い世の中には、やはり天罰を」

ベッドから目覚めた男。

そういって彼は苛立ちを隠せず呪詛を歌う。
アーチャー、他化自在天・天人の目覚めはいつもながら悪い、しかも、夜の夢が真なら、彼にとっては白昼夢とは、この白夜の夢だ。

それのために黒き祈りを捧げる。

「七つの呪詛たいざいを持って己に命ずる、禍々しき魔王を今こそ誇るのだ!!!」

旧支配者のキャロルでテンションをハイにしながら、狂いながらも。
簡潔な、召喚の言葉だ。
起きて直ぐにする行為。
それは自分で自分自身のサーヴァントの呼ぶ、テンションしだいで呼ばれるのが変わる、何より無知は罪であるため彼岸花を手折る、彼はリアリストである、現実主義だ、それがどんなに歪んで軋んで狂ってふざけたり、していても強引に理不尽に繋ぎ会わせる、今日は、彼にとっては、恋人と別れた日、無論、夢の中、合わせ鏡に満ちる淀み、そして、心を喰らう怪異、聞き耳は地獄耳、そう、彼こそが、血族全部の澱みであった。

夜は明るい。
彼にとっては愉悦という啓蒙で満ちるから。
白夜が来る前に。
新たなる自分を。
呼ばれた自分は。

「暗黒のファラオ、ネフレン=カの転生体、予知した未来をこれより容易く改竄をしよう」

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